第34回 マイルチャンピオンシップ 調教情報｜GⅠ特集
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前走後はしっかり疲れを取った後、11月に入ってから徐々に調教を強化。軽めのものを含めると、この中間は5本の追い切りをこなしており、調整過程は順調と見ていい。今週は助手を背に、坂路で格下馬を追走する形の最終追い。道中徐々に差を詰め、終い追い出されると追いすがる僚馬を振り切ってきっちり先着した。800m51.3秒、ラスト200m12.3秒と時計も優秀で仕上がりは万全だ。
前走の5日後には坂路入りを再開してきちんと乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。ここ2週はＷコースで追われ、先週は助手を背に3頭併せで1000m65秒前後の速い時計を出す強めの内容を消化。今週はルメール騎手を背に僚馬を追走し、直線入り口から軽く促されるとスムーズに加速して内から併入に持ち込んだ。調子の波が少ないタイプで、今回も実力を出せる状態だ。
前走後は放牧を挟んで、10月27日に美浦へ帰厩。翌日から馬場入りを再開し、11月に入ってからは5本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。先週はＷコースで僚馬と併せたが、動きにはやや重さが見られた。今週はＣ.デムーロ騎手を背に南Ｄダートコースで同じ馬と併せ、追い出されると一気に突き放す鋭い動きを見せた。力を出せる状態には仕上がっている。
極悪馬場での大惨敗後だけに疲労残りの心配が気になるが、いつもの中2週時と全く同じ追い切り過程で調整されており、この点は心配しなくていいだろう。今週は川田騎手を背に、Ｗコースで僚馬2頭を追走してスタート。直線で2頭の内に入り、ラスト200m手前から追い出されてきっちり最先着した。ただ、終いの末脚に前2走時ほどの鋭さが見られず、今回の動きにはやや物足りなさが残る。
前走後もきちんと乗り込まれており、調整過程は順調そのものといえる。ここ2週はＷコースで僚馬と併せ、先週は水口騎手を背に直線一杯に追われ、一完歩毎に差を詰めて交わす一定スピードを保つようなスムーズな動きを披露。今週はＭ.デムーロ騎手を背にラスト200mすぎに軽く手綱を動かされた程度の微調整で、素軽い動きを見せた。実力をきっちり出し切れる仕上がりだ。
サングレーザーはいつも通りレース1週間前の日曜日に坂路で800m52.3秒の本追い切りを消化。今週は福永騎手を背に軽快な動きを見せており、体調面は万全。グランシルクは田辺騎手を背にＷコースで2週続けて同じ馬と併せ、先週はびっしり追われて大きく先着。今週は軽く追われて楽々先着と絶好の動きを見せており、凡走後でも状態面に問題なし。マルターズアポジーはここ2週、武士沢騎手を背にＷコースで追い切られ、先週は一杯に追われて好時計をマーク。今週は実質800mからの追い切りで、逃げ馬ゆえに大外から最内まで内にモタれる面も気にならず、動きは豪快で体調はかなり良さそうだ。
