第34回 マイルチャンピオンシップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> マイルチャンピオンシップ　> 2017　> 過去の傾向

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
マイルチャンピオンシップを丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気ミッキーアイルが逃げ切り勝ち。２着に２番人気イスラボニータ、３着に７番人気ネオリアリズムが入った。

１）波乱の決着もある一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.3.2.3】。09年カンパニーら２勝で、連対率50％・複勝率70％でトップだ。２番人気馬は【1.2.1.6】で13年トーセンラーが勝利し、連対率30％・複勝率40％。以下、４番人気馬が最多の３勝、３・５・８・13番人気馬が１勝ずつ。13番人気馬は10年エーシンフォワードが勝利。２・３着馬も下位人気まで幅広く分布している。

馬連での万馬券は10年・11年の２回だが、３連単で10万円以上の配当となったのは４回。近２年こそ堅めでおさまっているものの、波乱の決着もある一戦だ。

２）４・５歳馬が中心、３歳馬は不振

年齢別成績は、出走数が最も多い５歳馬が【4.4.5.44】。昨年のミッキーアイルら最多の４勝をあげ、連対率14.0％・複勝率22.8％。昨年は上位３着までを独占している。勝率・連対率・複勝率いずれもトップなのが４歳馬で【3.5.3.25】。一昨年のモーリスら３勝で、連対率22.2％・複勝率30.6％と優秀だ。これら４・５歳馬で全３着以内馬の80％を占めている。

また、６歳馬は【2.1.1.31】で14年ダノンシャークら２勝。ただし、連対率8.6％・複勝率11.4％と４歳馬・５歳馬に水を開けられている。なお、７歳以上の馬は【1.0.0.19】で、09年優勝のカンパニー（当時８歳）しか好走していない。また、３歳馬も【0.0.1.30】で、好走したのは10年３着のゴールスキーのみと苦戦傾向にある。

３）スワンＳ組は前走３着以内馬に注目

前走レース別成績で、出走数が特に多いのが前哨戦のスワンＳ組と富士Ｓ組。

スワンＳ組は【1.5.1.35】で、10年エーシンフォワードが勝利。連対率14.3％・複勝率16.7％で、一昨年のフィエロら２着が５回と多い。この組の前走着順別成績は、前走１〜３着だった馬がのべ【0.5.0.12】。勝ち馬こそいないが、この組の３着以内馬７頭中５頭は前走スワンＳで３着以内に入っていた。例外は08年３着ファイングレイン（前走５着）、10年１着エーシンフォワード（前走８着）。これら２頭はその年の高松宮記念でともに３着以内に好走していた。

富士Ｓ組は【2.3.1.43】で、14年ダノンシャークら２勝。連対率10.2％・複勝率12.2％とスワンＳ組よりやや低い。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【1.1.1.4】。11年エイシンアポロンが勝利し、連対率28.6％。複勝率42.9％と高い。なお、前走着外から巻き返した14年１着ダノンシャーク、09年２着マイネルファルケの２頭はいずれも２走前に芝1600ｍ戦で連対を果たしていた。

４）その他の組はＧ１好走実績をチェック

その他の前走レースでは、天皇賞・秋組が【3.0.1.14】。12年サダムパテックら最多の３勝をあげ、複勝率22.2％。この組の３着以内馬４頭はすべて過去にＧ１で連対経験があった。

京都大賞典組からは13年トーセンラー、府中牝馬Ｓ組は08年ブルーメンブラット、安田記念組は一昨年のモーリスがそれぞれ勝利。これら３頭も過去にＧ１で勝利もしくは３着以内に入った経験があった。

また、スプリンターズＳ組は【1.1.1.6】で昨年のミッキーアイルが勝利。この組の３着以内馬３頭はいずれも過去にＧ１で連対した経験があった。

【マイルチャンピオンシップ過去10年】

この表は右にスクロールできます。