第34回 マイルチャンピオンシップ レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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今週もデムーロ！ ペルシアンナイトを勝利に導く！

第34回マイルＣＳはＭ.デムーロ騎手騎乗の４番人気ペルシアンナイトが後方追走から、最後の直線で馬群を捌いて鋭く伸びると、ゴール寸前に差し切り勝ち。Ｇ１初制覇を飾った。勝ち時計は1分33秒8（稍重）。鞍上のデムーロ騎手はこのレース初勝利で、ＪＲＡ年間Ｇ１勝利数は６となり最多記録に並んだ。本馬を管理する池江泰寿調教師もこのレース初勝利となった。

２着はハナ差でＲ.ムーア騎手騎乗の２番人気エアスピネル。３着は半馬身差で福永祐一騎手騎乗の７番人気サングレーザー。なお、１番人気に支持されたイスラボニータは５着に敗れた。

レース展開・総括

やはりマルターズアポジーがハナへ行く

スタートは全馬そろっての出だし。ハナに立ったのは予想された通り８番マルターズアポジー。ダッシュよく自然と先頭に立った。２馬身差の２番手に３番ヤングマンパワー。半馬身差で６番ダノンメジャー。１馬身差の４番手に15番ムーンクレスト。先団はややかたまり２番アメリカズカップ、９番レーヌミノル、16番ウインガニオンが一団。その直後に11番エアスピネル、17番ジョーストリクトリ。さらに４番サングレーザー、12番イスラボニータ、７番レッドファルクスと有力どころがかたまっての追走。

後方にかけては10番クルーガー、14番ガリバルディ。さらに18番ペルシアンナイト、13番グランシルク。１馬身半差で後方２番手に５番サトノアラジン。３馬身差で最後方に１番ブラックムーンという隊列になった。

抜け出したエアスピネルに襲い掛かる

前半800m通過は46秒7で平均ペース。引き続きマルターズアポジーが先頭で１馬身ほどのリード。ダノンメジャーやムーンクレストが外からじわじわと接近しつつ４コーナーへ。先団馬群を見ながらエアスピネルは手ごたえよく行き、最後の直線へ向かった。

マルターズアポジーは１回突き放しつつラチ沿いへ。馬場の中ほどからエアスピネルが脚を伸ばし、先頭をうかがう。その後ろからペルシアンナイトやイスラボニータ、サングレーザーらが追い出しにかかった。残り150mあたりでエアスピネルが先頭。その内でレーヌミノルが食い下がり、外からはペルシアンナイトが猛烈な追い上げ。イスラボニータも脚を伸ばすが、脚色は前とやや同じ。エアスピネルがそのまま押し切りにかかるところを、ペルシアンナイトが強襲。ゴール寸前で際どく差し切った。３着にはサングレーザーが上がった。

神業で年間Ｇ１最多勝に並ぶ

昨日の雨の影響で少し時計がかかる馬場。同時に外からの差しも届くような印象だった。それでも大外枠のペルシアンナイトを勝利に導いたのは、Ｍ.デムーロ騎手の腕だろう。序盤は後ろからだったが、途中からエアスピネルをマークし、同馬が通ることによって開いたスペースを巧みに突いた。神業ともいうべき素晴らしい騎乗だった。Ｇ１における研ぎ澄まされた騎乗は昔からの持ち味だが、それにしても今年は凄い。新記録達成の可能性に注目が集まる。

エアスピネルは惜敗。自分の競馬はできたし、いいタイミングで抜け勝利目前だった。ただ、勝ち馬の決め手、鞍上の手腕が凄かった。

【第34回 マイルチャンピオンシップ　成績表】

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