第33回 マイルチャンピオンシップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
マイルチャンピオンシップを丸裸にしてみよう！

昨年は安田記念以来のレースだった４番人気のモーリスが優勝。２着には２番人気フィエロ、３着には１番人気イスラボニータが入った。

１）１番人気が堅調も伏兵の激走も目立つ

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.2.2】。09年カンパニーら３勝も、近６年は勝ち切れていない。ただし、連対率60％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【1.1.1.7】で、13年トーセンラーの１勝のみ。連対率20％・複勝率30％とやや低調。以下、４番人気馬が昨年のモーリスら３勝、５・８・13番人気馬が１勝ずつ。13番人気馬は10年エーシンフォワードが勝利。２・３着馬も下位人気まで幅広く分布している。

馬連での万馬券は10年・11年の２回で、３連単で10万円以上の配当となったのは一昨年を含めて４回。１番人気馬が馬券に絡むことが多いが、人気薄の激走も目立っており、波乱となるケースもある。

２）４歳馬が好調、３歳馬は不振

年齢別成績は、出走数が最も多い５歳馬が【4.4.4.42】。13年トーセンラーら最多の４勝をあげ、連対率14.8％・複勝率22.2％。勝率・連対率・複勝率ともにトップなのが４歳馬で【3.5.4.25】。昨年のモーリスら３勝で、連対率21.6％・複勝率32.4％と優秀だ。これら４歳馬・５歳馬で３着以内馬の80％を占めている。

また、６歳馬は【2.1.1.31】で一昨年のダノンシャークら２勝。ただし、連対率8.6％・複勝率11.4％と４歳馬・５歳馬に水を開けられている。なお、７歳以上の馬は【1.0.0.16】で、09年優勝のカンパニー（当時８歳）しか好走していない。また、３歳馬も【0.0.1.35】で、好走したのは10年３着ゴールスキーのみと苦戦傾向にある。

３）スワンＳ組は前走３着以内馬に注目

前走レース別成績で、出走数が特に多いのが前哨戦のスワンＳ組と富士Ｓ組。

スワンＳ組は【1.5.2.33】で、10年エーシンフォワードが勝利。連対率14.6％・複勝率19.5％で、昨年のフィエロら近４年続けて２着に入っている。この組の前走着順別成績で、前走１〜３着だった馬がのべ【0.5.1.12】。勝ち馬こそいないが、この組の３着以内馬８頭中６頭はスワンＳで３着以内に入っていた。例外は08年３着ファイングレイン（前走５着）、10年１着エーシンフォワード（前走８着）。これら２頭はこの年の高松宮記念でともに３着以内に好走していた。

富士Ｓ組は【2.2.1.45】で、一昨年のダノンシャークら２勝。連対率8.0％・複勝率10.0％とスワンＳ組より低い。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【1.1.1.4】。この組の３着以内馬５頭中３頭は前走富士Ｓを勝利していた。なお、一昨年１着ダノンシャーク（前走７着）、09年２着マイネルファルケ（前走９着）の２頭はいずれも２走前に芝1600ｍ戦で連対を果たしていた。

４）その他の組はＧ１実績をチェック

その他の前走レースでは、天皇賞・秋組が【4.1.1.14】。12年サダムパテックら最多の４勝をあげ、昨年３着のイスラボニータも該当し、複勝率30.0％と優秀だ。この組の３着以内馬６頭中はすべて過去にＧ１で連対経験があった。

京都大賞典組からは13年トーセンラー、府中牝馬Ｓ組からは08年ブルーメンブラット、安田記念組からは昨年のモーリスがそれぞれ勝利。これら３頭も過去にＧ１で３着以内に入った経験があった。

なお、毎日王冠組は【0.1.1.11】、スプリンターズＳ組は【0.1.1.5】。ともに勝ち馬こそ出ていないが、３着以内馬が２頭ずつ出ている。毎日王冠組は08年２着スーパーホーネット、スプリンターズＳ組は07年３着スズカフェニックス、11年２着フィフスペトルの３頭はいずれも過去にＧ１で連対した経験があった。

【マイルチャンピオンシップ過去10年】

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