G1特集 第33回 マイルチャンピオンシップG1特集 第33回 マイルチャンピオンシップ

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イスラボニータ 天皇賞(秋)で2回の3着が地力

イスラボニータ
皐月賞以来のG1制覇を狙うイスラボニータ

昨年のマイルCSではスタートで出遅れてしまい、位置取りが予定よりも後ろになってしまった。勝ち馬のモーリスは別格として、普通ならば2着はあった内容だった。3歳時のセントライト記念以降勝ち鞍はないが、天皇賞(秋)で2回の3着が地力上位の証明。休み明けとなった前走富士Sで2着に入り、本番へ向けての上積みと勝ち負けのメドが立ったと言える。多彩なライバルは手ごわいが、絶対的な王者は不在のメンバー構成。上位争いの可能性は高く、完璧な立ち回りができれば勝利のチャンスも十分あるだろう。

ヤングマンパワー 目下3連勝で勢い十分

ヤングマンパワー
富士Sも制し、3連勝中のヤングマンパワー

3歳時にアーリントンCを制するなど実績はあった馬。古馬との戦いに少し苦労し、今年一回1600万クラスに下がった。しかし、その降級戦となった多摩川Sを、ハンデ58キロで勝利。続く関屋記念で重賞2勝目を飾り、前走富士Sも制し3連勝とした。前走はスローペースとなり、前々で立ち回れたことが吉と出た。G1に直接つながるような厳しい競馬ではなかったが、目下の勢いを示すものではある。今回は京都への遠征となり、相手も強化。右回りは問題ないはずだが、G1での決め手勝負ではやや厳しいので、うまく先に抜け出す形に持ち込みたい。

ロードクエスト スタート・展開がカギ

ロードクエスト
豪脚を持つ3歳代表のロードクエスト

前走富士Sはスタートこそ悪くなかったが、いつものように後方待機。しかし、前半800m通過が48秒1のスローペースとなってしまったため、全く追い込めない展開となってしまった。広い東京コースはベストとはいえ、これだけ遅くなると厳しい。2走前の京成杯AHでは古馬を相手にし、貫禄の差し切り勝ち。現状ではマイル戦がベストだし、展開が向けばかなり強い競馬を見せられる。スタートで出遅れる懸念は依然として残るので安定感という意味ではもう一つになるが、一発の魅力は秘めている。

サトノアラジン 強烈な決め手でG1初制覇を狙う

前走スワンSでは後方待機から直線大外に持ち出されると強烈な伸び。上がり33秒6の爆発力で一気に差し切った。G1前の前哨戦快勝は春の京成杯SCと同じパターン。安田記念は展開不向きの中4着であり、一定の評価はするべきだろう。昨年のマイルCSでもモーリスを追いかけてしぶとく伸びて4着。見せ場はあり、着順も悪くなかった。G1でも勝ち負けになってもおかしくない力は持っている。最近崩れたのは海外遠征で、距離も2000mだった香港Cのみ。特に東京と京都での終いは堅実だ。全姉ラキシスとの、G1制覇に挑む。

ミッキーアイル 地力上位も折り合いがカギ

前走スプリンターズSは休み明けながら2着と好走。ビッグアーサーが凡走してくれただけに勝ちたかったが、勝ち馬レッドファルクスの決め手と勢いに惜しくも敗れた。1400m以下でのスピードと先行力はG1級で、当然力はある。ただ、今回は1600mの競馬。3歳時NHKマイルCを勝っているとはいえ、現状では折り合いがかなり難しくなっている。過去のマイルCSや安田記念は大きく崩れている点が気がかりだ。とにかく、道中の折り合いとペースがカギ。前に行けること自体は強みなので、軽視はしないほうがいいだろう。