G1特集 第32回 マイルチャンピオンシップG1特集 第32回 マイルチャンピオンシップ

調教情報

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イスラボニータ

デビュー以来初の中2週使いだった前走に引き続いての中2週に加えて今回は関西遠征という厳しい臨戦過程だが、前走時とほぼ同様の調整過程をこなせており、疲労残りの心配はないとみていい。今週は蛯名騎手を背にWコースで格下馬を大きく追走し、直線では鋭い伸び脚を見せてゴール前できっちり交わした。輸送前の現時点では、万全の仕上がりといえそうだ。

モーリス

9月前半には美浦へ帰厩して毎日王冠を予定していたが、疲れが出て回避。再仕上げとなったが、10月中旬から入念に乗り込まれており、調教量に不足はない。今週はムーア騎手を背に、Wコースでリアルインパクトを追走する形の併せ馬。4角で内から追いつき、ラストは軽く追われてほぼ併入に持ち込んだ。動きは好調時と変わりなく、きっちり仕上がった印象だ。

フィエロ

昨年と同様にスワンSを叩いて中2週になるが、坂路で1週前の金曜に単走で軽め、当週の水曜に併せ馬で強めという追い切り過程も昨年と同じで、順調な調整過程がうかがえる。今週は鮫島良騎手を背に僚馬を追走する形から中間地点で追いつくと、追われたラスト200mは12.2秒の好時計で一気に突き放した。動きも良く、状態面は万全と見てよさそうだ。

サトノアラジン

前走後もきちんと乗り込まれており、中間の調整過程は極めて順調だ。ここ2週はルメール騎手を背にWコースで僚馬と併せ、先週は長めからオープン馬と併せて若干遅れたが、余裕残しの手応えで全く問題ない動き。今週はラスト200mからゴール過ぎまで追われたが、軽快な脚どりできっちり先着した。現時点での実力をきっちり出し切れる好仕上がりだ。

アルビアーノ

前走後はそのまま栗東入りして調整されているが、中2週で軽めとはいえ先週からきちんと追い切りをこなしており、疲れも感じさせず順調と見ていいだろう。今週は助手を背にWコースで単走追い。実質800mからの追い切りだったが、やや内めを回ったとはいえ800m49秒台の好時計で、直線もしっかり負荷をかけられた。勝った前走時の状態を維持できている。

その他の出走馬

ダノンシャークは先週坂路で助手を背に800m52.1秒の好時計をマーク。今週は岩田騎手を背に終い鋭い脚を見せており、状態面は万全。ヴァンセンヌは木曜日に川田騎手を背に坂路併せ馬で好時計をマークしており、中2週続きでも疲れはなく徐々に復調傾向。ロゴタイプは先週の坂路で調教師を背に一杯に追われ、今週はWコースで浜中騎手を背に軽めの内容。動きは悪くなく、近走の状態は維持できている。