G1特集 第77回 菊花賞G1特集 第77回 菊花賞

調教情報

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サトノダイヤモンド

前走後も自厩舎に残ってきちんと乗り込まれており、調整過程は順調そのものといえる。ここ2週はWコースで僚馬と併せ、先週は助手を背に長めから追われ、ラストはオープン馬を突き放して好時計をマーク。今週はルメール騎手を背に実質800mからの追い切りだったが、直線は仕掛けた程度でシャープな末脚を見せた。仕上がりは万全と見てよさそうだ。

ディーマジェスティ

前走後はしっかり疲れを取った後、10月に入ってからは週に2本ずつ、計6本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。ここ2週は蛯名騎手を背にWコースで僚馬と併せ、先週は終い一杯に追われてきっちり先着。今週は最後まで楽な手応えのまま僚馬を抜き去り、先週に比べて素軽さが出てきた。初の関西遠征が課題だが、現時点では好仕上がりと見て間違いない。

ミッキーロケット

前走後も休みなく乗り込まれ、先週、今週と2本ずつ計4本の追い切りをこなしており、順調な調整過程と見ていい。今週は坂路で助手を背に、今週富士Sに出走するブラックスピネルとびっしり併せ、最後はクビ差先着した。相手が調教駆けするタイプに加え、やや荒れた馬場で800m52.4秒、ラスト200m12.7秒なら時計的にも悪くなく、前走時の好状態を維持できている。

レッドエルディスト

前走の5日後には坂路入りを再開してしっかり乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。ここ2週は助手を背に坂路で追われ、先週は単走ながら最後まで集中力を切らさぬ走り。今週は格下馬を追走する形から道中徐々に差を詰め、最後は追い比べを制してクビ差先着した。時計的にもこの馬としては上々の部類で、休み明けの前走時より確実に良化している。

ウムブルフ

前走後は放牧を挟んで9月下旬に美浦へ帰厩。9月29日の初時計から、軽めのものを含めると7本の追い切りをこなしており、調教量に問題はない。先々週、先週と併せ馬を消化し、今週は助手を背にWコースで実質600mからの単走追い。直線に向くとしっかり追われて、力強い脚さばきを披露した。関西への輸送前の現時点では、きっちり仕上がっていると見ていい。

カフジプリンス

中間の追い切り本数はやや少なめだが、元々そういう調整過程で結果を出しており、この点は心配しなくていいだろう。今週は岩田騎手を背に、Wコースで格下馬を追走してスタート。直線入り口で内から並びかけ、ラスト200m手前から追い出されると、一気に併走馬を突き放した。時計的に特筆すべき数字ではないが、動きは悪くなく、前走時の状態を維持できている。

エアスピネル

前走から中3週で、先々週から3週続けて強めの追い切りをこなしており、意欲的な調整過程といえる。ここ2週は坂路で僚馬と併せ、先週は楽な手応えのまま終いシャープな伸びを見せて軽々と先着。今週は武豊騎手を背にラスト200mから追い出されると、併走馬を一気に突き放した。800m51.1秒、ラスト200m12.3秒と時計的にも優秀で、実力をきっちり出し切れる状態だ。

シュペルミエール

前走から中2週と間隔が詰まっていることもあってか、この中間は栗東で調教されているが、先週からきちんと追い切りをやれており、調整過程に問題はない。今週は北村宏騎手を背に、Wコースで僚馬と併せ馬。ラスト150m付近から追い出されると、併走馬を突き放して先着した。やや内を回ったとはいえ1000m63秒台は速く、自分の力は出し切れる好仕上がりだ。

その他の出走馬

レインボーラインは放牧を挟んで10月4日に栗東へ帰厩。10日と16日に坂路で強めの追い切りをこなしているが、動きは地味で完調一歩手前という印象。ジュンヴァルカンは外傷で神戸新聞杯を回避する誤算はあったが、ここ2週の動きは決して悪くなく、力を出せる状態にはありそう。プロディガルサンはWコースで同じ馬相手に3週連続の併せ馬で、動きは実に安定しており、状態面に不安はない。