第77回 菊花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
菊花賞を丸裸にしてみよう！

昨年は５番人気キタサンブラックがゴール前の接戦を制して勝利。２着に２番人気リアルスティール、３着に１番人気リアファルが入った。

１）近５年は５番人気以内の馬が連対

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【4.1.2.3】。13年エピファネイアら最多の４勝をあげ、連対率50％・複勝率70％。一方、２番人気馬は【0.3.0.7】で勝ち星がなく、昨年のリアルスティールら２着３回。以下、８番人気馬が２勝、３・４・５・７番人気馬が１勝ずつをあげている。なお、10番人気以下は未勝利で、２・３着がそれぞれ１回ずつと少ない。

馬連での万馬券は２着に15番人気フローテーションが激走した08年の１回のみ。近５年は連対馬はすべて上位５番人気以内、３着以内馬も７番人気以内におさまっており、堅めの決着が続いている。

２）神戸新聞杯組の勝ち馬は前走３着以内

前走レース別成績は、最も出走数が多い神戸新聞杯組が【8.7.5.50】。一昨年のトーホウジャッカルら大半の８勝をあげており、連対率21.4％・複勝率28.6％。昨年は２・３着馬が該当しており、近６年は毎年２頭ずつ３着以内に入っている。

この組の前走着順別成績は、前走１着だった馬が【3.2.1.3】。13年エピファネイアら３勝をあげており、連対率55.6％・複勝率66.7％。前走２着馬は【1.3.0.4】で07年アサクサキングスが勝利し、連対率・複勝率50％。また、前走３着馬は【4.1.1.3】で一昨年のトーホウジャッカルら最多の４勝をあげており、連対率55.6％・複勝率66.7％で１番人気と並んで高い。この組の勝ち馬８頭はすべて前走神戸新聞杯で３着以内だった。

なお、前走４着以下だった馬は【0.1.3.40】。３着以内に巻き返した４頭は過去にＧ２以上で連対しているか、２走前に1000万下を勝利した馬だった。

３）前走1000万下組は長距離戦勝利か前走圧勝

神戸新聞杯組以外では、セントライト記念組が【1.2.2.43】。昨年のキタサンブラックが勝利しているが、連対率6.3％・複勝率10.4％と神戸新聞杯組に水を開けられている。この組の３着以内馬５頭はすべて前走セントライト記念で３着以内に入っていた。

他では【1.0.3.37】の前走1000万下組に注目。この組の３着以内馬４頭のうち、10年３着ビートブラック（13番人気）、13年３着バンデ（３番人気）、一昨年３着ゴールドアクター（７番人気）の３頭は前走芝2400ｍ以上のレースを勝利。これら芝2400ｍ以上の1000万下を勝利した馬は【0.0.3.12】で、複勝率20％。また、09年１着スリーロールスは前走芝1800ｍ戦だったが、２着以下に４馬身差をつける圧勝だった。菊花賞で通用する長距離適性もしくは力の違いを見せた馬がいれば、要注目だ。

４）美浦所属騎手騎乗の関西馬に注目

出走馬の所属別成績は、関東馬が【0.0.2.42】で未勝利。複勝率4.5％と低く、07年ロックドゥカンブ、一昨年ゴールドアクターの３着止まりだ。

一方、関西馬は【10.10.8.108】。複勝率20.6％と関東馬を大きく上回っている。これら関西馬に騎乗した騎手を所属別で分類すると、栗東所属騎手では【7.6.7.94】。連対率11.4％・複勝率17.5％なのに対して、美浦所属騎手は【3.3.1.10】。昨年のキタサンブラック（北村宏司騎手）ら３勝で、連対率35.3％・複勝率41.2％と非常に高い。関西馬と美浦所属騎手のコンビは近５年で４回馬券になっており、注目だ。

【菊花賞過去10年】

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