G1特集 第76回 菊花賞G1特集 第76回 菊花賞

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菊花賞とは?

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皐月賞・日本ダービーに続く牡馬三冠の最終戦。京都競馬場の芝3000mで行われ、長丁場を乗り切るスタミナが不可欠の一戦だ。一夏越して、各馬の成長度にも注目。

牡馬クラシック三冠の最終戦

1938年にイギリス最古のクラシック競走・セントレジャーSに範をとり、「京都農林省賞典四歳呼馬」の名で創設。春の皐月賞・日本ダービーに続く牡馬クラシック三冠の最終戦として位置付けられている。第1回から京都競馬場・芝3000mで施行(79年のみスタンド改修により阪神で開催)。48年にレース名が現在の「菊花賞」へと改称された。

84年のグレード制導入ではG1に格付け。95年には地方馬の出走が認められ、01年からは外国産馬も出走可能となった。10年には国際競走に指定。外国馬は最大9頭まで出走できるようになった。

未経験の距離で生み出されるドラマ

二冠目のダービーから時期が離れており、また未経験の3000mというスタミナが問われる舞台でさまざまなドラマが生み出されてきた。

見事に三冠を達成したディープインパクトやオルフェーヴル。惜しくも三冠を阻まれたミホノブルボン、ネオユニヴァース。一流のステイヤーとして第一歩を踏み出したライスシャワー、マンハッタンカフェ。夏の勢いそのままに頂点へと駆け上がったオウケンブルースリや昨年のトーホウジャッカル。

春の実績馬が実力を見せるのか、スタミナ豊富な夏の上がり馬が台頭するのか。ジョッキーたちの駆け引きも含めて、目が離せない一戦だ。

初のG1タイトルを手にするのは?

今年は春の二冠を制したドゥラメンテが不在。全出走馬に初のG1タイトルがかかっている。ラスト一冠奪取に燃える皐月賞2着リアルスティール、ダービー2着サトノラーゼンに加えて、ダートから転向後2連勝で神戸新聞杯を逃げ切ったリアファルらが出走予定だ。

他にもセントライト記念を勝利したキタサンブラック、前走1000万下を快勝したスティーグリッツらがスタンバイ。京都の長丁場を乗り越えて栄冠をつかむのはどの馬か、そのスタートが迫っている。