G1特集 第37回 ジャパンカップG1特集 第37回 ジャパンカップ

調教情報

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キタサンブラック

いつもの中3週時より追い切りが1本少ないが、前走が極悪馬場での競馬だったこともあり、この点は心配しなくていいだろう。ここ2週は黒岩騎手を背にWコースで併せ馬で、先週は3頭併せの大外を追走して最先着。1000m65秒台と負荷をかけられた、今週は1000m69秒台とごく軽めの微調整だったが、動きは合格点。休み明けでもきっちり仕上がっていた前走からデキ落ちはない。

レイデオロ

前走後は放牧を挟んで、10月27日に美浦へ帰厩。翌日から坂路入りを再開し、軽め中心とはいえ10本近い追い切りをこなしており、調教量に不足はない。ここ2週はルメール騎手を背にもWコースで僚馬2頭を追いかける形の3頭併せで、先週は直線で2頭の内から楽な手応えのまま抜き去って最先着。今週も先週と全く同じ様な内容の追い切りだった。仕上がりは万全と見てよさそうだ。

サトノクラウン

前走から1ヶ月以内の間隔で出走するのは、デビュー2戦目の東スポ杯2歳S以来約3年ぶりになるが、軽めのものを含めて4本の追い切りをやれており、疲労残りの不安はないと見ていい。今週は木曜日にムーア騎手騎乗で、Wコースで僚馬2頭を追いかけてスタート。直線で内から2頭の後ろに取りつき、並んだのはゴール後だったが、動きに問題なし。前走時の状態は維持できている。

ソウルスターリング

前走の5日後には坂路入りを再開して入念に乗り込まれており、使い詰めの反動も感じさせず調整過程は順調だ。今週はルメール騎手を背に、Wコースで僚馬を追走してスタート。4角で内から半馬身差まで追いつくと、直線はまともに追われることなく素軽い動きを見せて併走相手を一気に突き放した。馬体減りも見られず、今秋3戦目だが状態は今季一番と見ていい。

シュヴァルグラン

前走後は放牧には出ずに自厩舎に残って疲れを取った後、10月末から徐々に調教を強化。軽めのものを含めると8本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。先週はM.デムーロ騎手を背に2頭を追走し、直線の手応えこそ見劣ったもののしっかり負荷をかけられた。今週はボウマン騎手を背に坂路でごく軽めの併せ馬だったが、スムーズに登坂できていた。実力を出し切れる仕上がりだ。

マカヒキ

前走から中3週ながら、この中間は軽めのものを含めて6本の追い切りをこなしており、意欲的な調整過程といえる。ここ2週は助手を背に単走で追われ、先週はWコースで1000m64秒台としっかり負荷をかける内容を消化。今週も坂路で800m51.3秒と、馬場の荒れた時間帯ながら好時計をマークした。ただラストは時計ほどの素軽さが感じられなかったのも事実で、絶好調時には今一息に映る。

レインボーライン

前走後はごく短期の放牧を挟んで11月半ばに栗東へ帰厩。先週の木曜には坂路でラスト200m12.9秒の追い切りをやれており、緩ませた様子もなく、順調な調整過程といえる。いつも通りレース1週間前が本追い切りで、坂路800m50.4秒の好時計をマーク。今週は岩田騎手を背に軽めだったが、やる気が漲っている感じの好調教だった。現時点での実力を出し切れる好仕上がりだ。

シャケトラ

前走の3日後にはプール調教を再開し、6日後には坂路800mで60秒を切る時計をマーク。ここ2週間は週2本ずつ速い時計を出しており、意欲的な調整過程といえる。今週は福永騎手を背にWコースで格下馬を追走してスタート。直線入り口で1馬身差まで追いつき、ラスト300mから軽く追われてきっちり先着した。終いの伸び脚は悪くなく、自身の力は出せる状態に仕上がっている。

その他の出走馬

サウンズオブアースは2週続けてWコースで併せ馬を消化し、先週は1000m65秒前後の速い時計をマーク。今週は終い重点で動きは悪くなかったが、昨秋に比べるとやや物足りない動き。アイダホはレース10日前の11月16日に来日。23日の木曜に東京芝コースで追い切られたが、スピード感は今一つ。ギニョールはレース11日前の11月15日に来日。23日時点では軽めのキャンターのみで追い切りは未消化だが、今月に母国で出走しているだけに、速い時計を出さなくても問題はないと見ていい。