第37回 ジャパンカップ レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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シュヴァルグラン、１枠から鮮やかに捌いて悲願のＧ１初制覇！

第37回ジャパンＣはＨ.ボウマン騎手騎乗の５番人気シュヴァルグランが先団の内で脚を溜めて追走すると、最後の直線はキタサンブラックを目標に追い出し、鮮やかに差し切った。勝ち時計は2分23秒7（良）。鞍上のボウマン騎手は、ＪＲＡのＧ１は初勝利。本馬を管理する友道康夫調教師もこのレース初勝利となった。

２着は１馬身1/4差でＣ.ルメール騎手騎乗の２番人気レイデオロ。３着はクビ差で武豊騎手騎乗の１番人気キタサンブラック。

レース展開・総括

好スタートからキタサンブラックがハナへ

スタートは全馬ほぼ横一線。好ダッシュを見せた４番キタサンブラックがじんわりとハナへ。競りかけてくる馬はおらず、先頭で１コーナーを通過した。１馬身半差で７番ディサイファ、３番ギニョール。２馬身差の先団に15番ワンアンドオンリーと１番シュヴァルグラン。差がなく集団で13番シャケトラ、８番ソウルスターリング、10番ブームタイム。１馬身差で中団に17番ラストインパクト、２番レイデオロ。その後ろに16番ヤマカツエース。２馬身切れて11番マカヒキ、12番サトノクラウン。さらに２馬身ほど切れて14番アイダホ、５番サウンズオブアース。後方から２番手に６番イキートス。１馬身半差の最後方から９番レインボーラインが追走した。

前半1000m通過は60秒2。キタサンブラックのマイペースで進み、隊列は３コーナーへ向かった。ディサイファが２番手で差がなく進み、ギニョールが引き続き単独の３番手。その後ろにはシュヴァルグランが内々で脚を溜めるなど、先団から中団の動きはあまりなく４コーナーへ向かった。

シュヴァルグランとレイデオロが激しく迫る

キタサンブラックは１馬身ほどのリードで堂々と最後の直線へ。馬場の３分どころに進路を取り、脚を伸ばしにかかった。その後ろは横一線の隊列。外目にレイデオロとサトノクラウンが回り込み、追い出しにかかった。キタサンブラックが残り400mから後続集団とのリードをジリジリと広げる。しかし、シュヴァルグランとレイデオロは抜け出して、キタサンブラックとの差を詰めにかかった。

残り200mでシュヴァルグランは１馬身差の２番手。外からはレイデオロの懸命の伸び。残り100mでシュヴァルグランはキタサンブラックと捕らえ切り、ゴールまでラストスパート。外から激しく迫るレイデオロの追撃を抑え切り、見事に先頭でゴールに飛び込んだ。

Ｈ.ボウマン騎手が完璧な騎乗で勝利に導く

勝ったシュヴァルグランは、１枠を存分に生かし切った最高の競馬。オーストラリアの女傑・ウィンクスの主戦であるＨ.ボウマン騎手の完璧な騎乗だった。キタサンブラックをマークし、最後の直線の伸びにつなげた。昨年は外枠で泣いた内容での３着。今年の天皇賞（春）は２着であり、キタサンブラックを逆転できる可能性は感じさせていた。Ｇ１・７度目の挑戦で悲願達成。有馬記念でもいい枠をひければ、再び楽しみだ。

レイデオロはスタート直後にやや挟まれたのが痛かったか。もう少し前で競馬がしたかったかもしれない。キタサンブラックはペースに関して申し分なかったし、自分の競馬は貫いた。

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