第36回 ジャパンカップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ジャパンカップを丸裸にしてみよう！

昨年は４番人気のショウナンパンドラが差し切って勝利。２着に７番人気ラストインパクト、３着に１番人気ラブリーデイが入った。前走秋の天皇賞組が上位を占めた。

１）伏兵馬の激走に注意

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.2.2】。13年ジェンティルドンナら３勝をあげ、連対率60％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【1.1.2.6】で11年ブエナビスタの１勝のみ。以下、４番人気馬が昨年のショウナンパンドラら最多タイの３勝、３・５・９番人気馬が１勝ずつ。

９番人気馬の勝利は08年スクリーンヒーロー。同馬を除くと、連対馬はすべて７番人気以内におさまっている。２ケタ人気馬の激走は３着２回。馬連での万馬券は昨年の１回と少ないが、近３年は６番人気以下の伏兵が１頭は激走しており、３連単では５万円以上の配当が続いている。

２）秋天敗退組はＧ１実績に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多い天皇賞・秋組が【6.6.7.44】。昨年のショウナンパンドラら過半数の６勝をあげ、連対率19.0％・複勝率30.2％と高い。昨年は上位３着までを占めており、06年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【0.2.4.1】。意外なことに勝ち馬は出ていないが、昨年もラブリーデイが３着に入るなど複勝率85.7％と非常に高い。

前走２着馬は【1.0.0.5】で13年ジェンティルドンナが勝利するも、複勝率16.7％と低い。対して、前走３着馬【1.1.1.3】で複勝率50.0％、前走４着馬【2.2.0.3】で複勝率57.1％と高い。また、前走６〜９着だった馬は【2.0.1.13】で、07年アドマイヤムーン・一昨年のエピファネイアの２勝。これら３着以内に巻き返した３頭はいずれも芝2200ｍ以上のＧ１での勝利経験があった。なお、前走10着以下だった馬は【0.1.1.16】で、昨年２着のラストインパクトらが好走。３着以内馬２頭はともに過去にＧ１で４着以内に入った経験があった。

３）牝馬が好成績、外国馬は苦戦傾向

天皇賞・秋以外の前走レースでは、凱旋門賞組が【1.2.1.10】も今年は出走予定馬がいない。他では菊花賞組【1.1.0.9】、秋華賞組【1.0.1.1】、アルゼンチン共和国杯組【1.0.0.9】でそれぞれ１勝ずつ。なかでも秋華賞組は12年ジェンティルドンナが勝利しており、健闘している。同馬を含む牝馬はのべ25頭が出走し、【5.2.3.15】で昨年のショウナンパンドラら５勝。連対率28.0％・複勝率40.0％と好成績をあげている。

なお、外国馬は【0.0.1.40】で３着以内に入ったのは06年３着ウィジャボードのみ。同馬は前走でＢＣフィリー＆メアターフを勝利していた。07年以降は好走馬が出ておらず、苦戦傾向にある。

４）外国人騎手騎乗の日本馬に注目

日本馬の所属別成績では、関東馬【1.0.2.27】に対して、関西馬【9.10.7.67】。出走数が多い関西馬が勝利数・３着以内馬の数でも関東馬を圧倒している。複勝率でも関東馬10.0％に対して、関西馬28.0％と大きく上回っている。

また、日本馬に騎乗した騎手所属別成績は美浦所属騎手【0.1.1.40】に対して、Ｍ・デムーロ・ルメール両騎手を含む栗東所属騎手【8.5.5.46】、外国人騎手【2.4.3.10】。栗東所属の騎手が連対率20.3％・複勝率28.1％と高いが、外国人騎手はそれを上回る同31.6％・同47.4％。昨年はムーア騎手騎乗のラストインパクトが２着に入っており、近６年で毎年１頭は３着以内に入っている。外国人ジョッキーが騎乗する日本馬に要注目だ。

【ジャパンカップ過去10年】

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