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国内外の強豪が激突するジャパンカップ。当初は外国馬が優勢だったものの、現在では日本馬が圧倒している。東京競馬場の芝2400mで覇権を手にするのははたしてどの馬か?
1970年代後半に提唱された“世界に通用する強い馬作り”を実現するため、81年に日本で初めて外国調教馬を招待する国際競走「ジャパンカップ」が創設された。第1回から11月下旬の東京競馬場・芝2400mを舞台に行われている(02年のみ中山で開催)。
84年のグレード制導入ではG1に格付け。92年にICSC(国際セリ名簿基準委員会)より、日本初の国際G1レースに認定された。00年からは外国馬の招待枠を10頭までに変更。08年からは秋季国際G1競走シリーズの「ジャパン・オータムインターナショナル」の第3戦に指定されている。なお、今年も15時40分発走で、東京競馬の最終第11レースとして行われる。
創設当初は外国馬が強く、日本馬は苦戦を強いられていた。しかし、00年以降は競走馬全体のレベルが上がった日本馬がホームの地の利もあって、10連勝中と外国馬を圧倒するようになっている。
近年は大物外国馬の参戦こそ少なくなっているものの、国内外のG1で実績を積み上げた古馬、クラシックを勝ち抜いてきた3歳馬、牡馬を凌ぐ実力を持つ牝馬らが激突する。昨年は牝馬のショウナンパンドラが優勝。国内最高賞金の1着3億円をかけて、東京のクラシックディスタンスで覇を競う華やかなレースであるのは変わりない。
昨年の覇者ショウナンパンドラが引退し、今年は新たな王者を決める一戦となる。古馬からは大将格の昨年の有馬記念馬ゴールドアクター、今年の春の天皇賞を制したキタサンブラックが参戦を予定している。
3歳馬からは皐月賞馬ディーマジェスティ、菊花賞2着のレインボーラインらがスタンバイ。他にも毎日王冠を勝利した牝馬のルージュバック、秋の天皇賞2着のリアルスティールらも頂点を狙う。海外からは2年連続の出走となるフランスのイラプト、ドイツからはナイトフラワーとイキートスが参戦。新たな覇権を手にするのはどの馬か、世界が注目する一戦が迫っている。