第34回 ホープフルステークス 血統分析｜G�T特集

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近親がサクラローレルのタイムフライヤーに期待！

1）安定のサンデーサイレンス系vs急伸のキングカメハメハ

過去10年間（2007年〜13年は阪神のラジオNIKKEI杯2歳S）でサンデーサイレンス（ＳＳ）系が８勝・２着８回。出走数が多いせいもあるが、安定感は申し分ない。キングカメハメハ産駒は中山移設後の３年で１勝・３着２回と、コース替わりを味方につけている。割り引きたいのはノーザンダンサー系とナスルーラ系だ。

○プラス評価……父がＳＳ系／キングカメハメハ産駒}
　●マイナス評価…父がノーザンダンサー系／ナスルーラ系

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）2400〜2500ｍ型の父がベター

ネオユニヴァース、ディープインパクト、シンボリクリスエス、ハーツクライ、キングカメハメハと、芝2400〜2500ｍで実績を残した馬の子がよく勝っている。日本ダービー／ジャパンカップ／有馬記念の勝ち馬の産駒であれば強調材料になりそうだ。

○プラス評価……父が日本ダービー／ジャパンカップ／有馬記念を勝っている

3）母父は３つの系統がやや有利

母父の成績を見ると、さまざまな系統から勝ち馬が出ている。その中では、４勝をあげているノーザンダンサー系、勝率の高いヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系がやや有利か。

○プラス評価……母父がノーザンダンサー系／ヘイルトゥリーズン系／ミスタープロスペクター系

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4）母父のタイプと母系の優秀さも大切

勝ち馬の母父は、現役時に「北米ダートの中距離」「欧州芝のマイル〜中距離」「日本芝のマイル〜中距離」のどれかで結果を残している馬であればベターだ。

母系の成績も重要。アダムスピークの母シンハリーズ、エピファネイアの母シーザリオ、ハートレーの母ウィキッドリーパーフェクトは米Ｇ１勝ち馬、ヴィクトワールピサとダノンバラードは母は重賞ウィナーだ。サブジェクト、ロジユニヴァース、レイデオロは曾祖母が重賞を勝っている。ワンアンドオンリー（母は500万下勝ち／近親にノーリーズン）とシャイニングレイ（母はローズＳとチューリップ賞２着）の母系成績はやや劣るものの、母または曾祖母が重賞勝ち鞍を持つことが望ましい。

○プラス評価……母父の活躍場所が北米ダート中距離／欧州芝マイル〜中距離／日本芝マイル〜中距離
　○プラス評価……母〜曾祖母が重賞ウィナー

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結論

ＳＳ系種牡馬（日本ダービー／ジャパンカップ／有馬記念勝ち馬）の子から◎を探すと、まずは父ハーツクライ×母父ブライアンズタイム（北米ダート型）のタイムフライヤー。母系は「ギリギリ重賞級」だが近親にサクラローレルがいる。マイハートビートは父ゼンノロブロイ×母父Intikhab（欧州芝マイル型）で、母トゥーピーは仏1000ギニー２着馬だ。ステイフーリッシュは父が2400ｍＧ１ウィナーのステイゴールド×母父キングカメハメハで、祖母シルバーレーンは愛オークス３着。以上３頭が半歩リードする。

逆転があるならモーリスの全弟ルーカス。父はジャパンＣ勝ち馬スクリーンヒーロー、母父はノーザンダンサー系カーネギー（欧州芝長距離）、祖母は重賞４勝のメジロモントレーだ。サンリヴァルも、父ルーラーシップ（その父キングカメハメハ）×母父アグネスタキオン、祖母がオークス馬ウメノファイバーなら走破圏内か。

【タイムフライヤーの血統表】

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