第159回 天皇賞（春） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（春）を丸裸にしてみよう！

昨年は２番人気レインボーラインが勝利。２着に１番人気シュヴァルグラン、３着に４番人気クリンチャーが入った。

１）近２年は堅めだが、波乱傾向が強い

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【1.1.0.8】。一昨年のキタサンブラックの１勝のみで、連対率・複勝率20％と低い。対して、２番人気は【5.0.2.3】。昨年のレインボーラインら最多の５勝をあげ、複勝率70％でトップだ。以下、４・７・12・14番人気馬が１勝ずつ。２・３着馬も下位人気まで幅広く分布しており、人気薄の激走が目立つ。

配当面では上位４番人気以内で決着した近２年は堅めの決着だが、2009〜16年にかけては８年連続で３連単10万円以上となっている。12年には14番人気ビートブラックが勝利し、３連単145万2520円の大波乱となった。全体的に波乱傾向が強い一戦だ。

２）日経賞組は前走連対馬が好成績

前走レース別成績は、出走数最多の阪神大賞典組が【3.2.5.48】で昨年のレインボーラインら３勝をあげている。連対率8.6％と低いものの、近４年は２頭ずつ３着以内に入っている。この組の３着以内馬10頭中８頭は前走で４着以内に入っていた。

また、日経賞組は【3.3.2.47】で13・14年連覇のフェノーメノら３勝をあげており、連対率10.9％・複勝率14.5％。この組は前走日経賞で連対した馬が好成績。前走１着馬は【1.3.0.5】で連対率・複勝率44.4％、前走２着馬も【1.0.2.6】複勝率33.3％でともに優秀だ。この組の３着以内馬８頭中７頭は前走で連対しており、例外は14年１着フェノーメノ（前走５着）のみだった。

３）大阪杯組は前走５番人気以内に注目

一昨年からＧ１に昇格した大阪杯組はＧ２時も合わせて【3.3.1.10】。一昨年のキタサンブラックら３勝で、連対率35.3％・複勝率41.2％と高い。この組の３着以内馬７頭はすべて前走５番人気以内、内６頭は前走３着以内だった。

その他の組では、少数ながら京都記念組が【1.1.0.4】で10年ジャガーメイルが勝利。なお、ダイヤモンドＳ組は【0.1.0.13】で、連対したのは15年２着フェイムゲームのみだった。

４）リピーターに注意

過去10年でマイネルキッツ、ウインバリアシオン、フェノーメノ、カレンミロティック、キタサンブラック、シュヴァルグランの６頭が複数年で３着以内に好走している。なかでもマイネルキッツは09年１着が12番人気、10年２着が４番人気での好走。また、カレンミロティックも15年３着が10番人気、16年２着が13番人気と人気薄での激走だった。

京都芝3200ｍで長距離適性を問われるケースが多く、過去に春の天皇賞で好走している馬はチェックしておきたい。

【天皇賞（春）過去10年】

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