第157回 天皇賞（春） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（春）を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気に推されたキタサンブラックが春の天皇賞連覇を達成。２着に４番人気シュヴァルグラン、３着に２番人気サトノダイヤモンドが入った。

１）１番人気苦戦で、波乱傾向が強い

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【1.0.1.8】。勝利したのは昨年のキタサンブラックのみで、複勝率も20％と低い。対して、２番人気は【4.1.2.3】。一昨年のキタサンブラックら最多の４勝をあげ、連対率50％・複勝率70％と高い。３番人気馬は【1.4.1.4】で08年アドマイヤジュピタが勝利し、複勝率60％は２番人気馬に次いで高い。以下、４・７・12・14番人気馬が１勝ずつ。２・３着馬も下位人気まで幅広く分布しており、人気薄の激走が目立つ。

配当面では馬連の万馬券は09年・12年・一昨年の３回。特に12年は14番人気ビートブラックが勝利し、３連単145万2520円の大波乱となった。昨年は４番人気以内で堅くおさまったが、全体的に波乱傾向が強い一戦だ。

２）日経賞組は前走連対馬が好成績

前走レース別成績は、出走数最多の阪神大賞典組が【3.2.4.48】で、15年ゴールドシップら３勝。連対率8.8％・複勝率15.8％と低いものの、近３年では２頭ずつ３着以内に入っている。この組で前走阪神大賞典で１着だった馬は【2.0.3.5】で複勝率50％。３着以内馬９頭中７頭は前走４着以内だった。

また、日経賞組は【3.3.2.44】で13・14年連覇のフェノーメノら３勝をあげており、連対率11.5％・複勝率15.4％。この組は前走日経賞で連対した馬が好成績。前走１着馬は【1.3.0.4】で連対率・複勝率50％、前走２着馬も【1.0.2.5】で複勝率37.5％でともに優秀だ。この組の３着以内馬８頭中７頭は前走連対しており、例外は14年１着フェノーメノ（前走５着）のみだった。

３）大阪杯組は前走３着以内に注目

昨年からＧ１へ昇格した大阪杯組はＧ２時も合わせて【3.3.2.10】で昨年のキタサンブラックら３勝で、連対率33.3％・複勝率44.4％と高い。この組は前走３着以内馬に注目。前走大阪杯で３着以内だった馬は【3.2.2.3】で連対率50％・複勝率70％と非常に優秀だ。対して、前走４着以下から巻き返したのは08年メイショウサムソン（前走６着）だけだった。

その他の組では、少数ながら京都記念組が【1.1.0.3】で10年ジャガーメイルが勝利。また、ダイヤモンドＳ組は【0.1.0.12】で、連対したのは15年２着フェイムゲームのみだった。

４）リピーターに注意

過去10年でマイネルキッツ、ウインバリアシオン、フェノーメノ、カレンミロティック、キタサンブラック、シュヴァルグランの６頭が複数年で３着以内に好走している。なかでもマイネルキッツは09年１着が12番人気、10年２着が４番人気での好走。また、カレンミロティックも15年３着が10番人気、一昨年２着が13番人気と人気薄での激走だった。

京都芝3200ｍの適性を問われるケースが多く、過去に春の天皇賞で好走している馬はチェックしておきたい。

【天皇賞（春）過去10年】

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