第157回 天皇賞（春） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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レインボーライン、執念の差し脚でＧ１初制覇！

第157回天皇賞（春）は岩田康誠騎手騎乗の２番人気レインボーラインが、中団やや後ろの追走から最後の直線は馬群を捌いて伸び切り優勝。悲願のＧ１初制覇を飾った。勝ち時計は3分16秒2（良）。鞍上の岩田騎手は08年のアドマイヤジュピタに続き、このレースは２勝目。本馬を管理する浅見秀一調教師は98年のメジロブライト以来となるこのレース２勝目となった。

２着はクビ差でＨ.ボウマン騎手騎乗の１番人気シュヴァルグラン。３着は半馬身差で三浦皇成騎手騎乗の４番人気クリンチャー。

レース展開・総括

ヤマカツライデンがハナを切る

スタートは全馬そろってきれいな出だし。５番ヤマカツライデンが飛び出したが、17番トミケンスラーヴァが押して押してハナへ行った。３番手に６番ガンコと11番シュヴァルグラン。４番カレンミロティックが控えてインの好位置。そして９番ソールインパクト。１番ミッキーロケットと、８番クリンチャーが続き先団。３馬身差の中団にポツンと２番チェスナットコート。さらに４馬身切れて15番トーセンバジル。その後ろは２馬身差で７番ピンポン、10番サトノクロニクル、14番アルバートがかたまっての追走。その後ろに12番レインボーライン。後方集団に３番シホウ、13番トウシンモンステラ。３馬身切れて16番スマートレイアーが最後方。全体的に縦長の隊列となり、１周目のスタンド前直線に入っていった。

結局、ヤマカツライデンが１馬身ほどのリードで先頭。前半1000mの通過は60秒1で平均ペース。その後ろは縦に並ぶ形で、シュヴァルグランは４番手で追走した。ペースが上がったわけではないが、２周目の向正面にかけてヤマカツライデンがリードを広げた。

後続の隊列はまだ落ち着き脚を溜めており、徐々に馬群がかたまってきた。途中からサトノクロニクルは外から押し上げ、アルバートやトーセンバジルにも動きが。レインボーラインはまだ後方で待機した。３〜４コーナーにかけてヤマカツライデンのリードは徐々になくなり、シュヴァルグランとガンコが交わしてスパートを開始。トーセンバジルやシェスナットコートは外から追い上げにかかった。

先に抜けたシュヴァルグランに内と外から襲い掛かる

最後の直線に入り先頭でガンコとシュヴァルグランが叩き合い。２列目からはクリンチャー、その後ろの隊列からはレインボーラインが馬群を捌いて内に切れ込んできた。残り200mでシュヴァルグランが単独で先頭。しかし、外からクリンチャーが迫り、内からはレインボーラインが急追した。そのまま押し切りにかかるシュヴァルグランだったが、内からレインボーラインが執念の差し脚。ゴール寸前で差し切り、先頭でゴールに飛び込んだ。

ゴール後にすぐ岩田騎手が下馬

勝ったレインボーラインは、ゴールしてすぐにジョッキーが下馬。右前肢の歩様に異常を感じたようで、精密検査の結果が気になる。レースとしては岩田騎手らしい手綱捌き。馬の末脚を信頼し、ギリギリまで脚を溜めて、馬群をたくみに捌いて勝利をつかんだ。待望のＧ１初制覇となったが、その代償が心配だ。

【第157回 天皇賞（春）　成績表】

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