G1特集 第155回 天皇賞(春)G1特集 第155回 天皇賞(春)

調教情報

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キタサンブラック

大阪杯から中3週という臨戦過程は昨年と同じで、中間の追い切りも昨年と同様にWコース3本という内容で、順調さがうかがえる。ここ2週は黒岩騎手を背にWコースで僚馬と併せ、先週は終い重点ながらラスト200m11秒台半ばの鋭い伸びで先着。今週は未勝利馬を追走し、直線で外に合わせて最後はきっちり先着した。上積みは感じられないが、前走時の状態は維持できている。

サトノダイヤモンド

前走後は自厩舎でしっかり疲れを取った後、4月に入ってから追い切りを再開。先々週からは3週続けてWコースで併せ馬をこなしており、調教量に不足はない。先週は長めから3頭併せと負荷をかける内容を消化し、今週は実質800mからの微調整。オープン馬を追走して4角で内から追いつくと、直線はぴったり併走したままゴールした。状態面は前走時とほぼ変わりない。

シャケトラ

前走後も自厩舎に残ってきちんと乗り込まれており、調整過程は順調そのものといえる。ここ2週は助手を背にWコースで僚馬を追走し、先週は強めに追われる相手に楽な手応えで僅差先着。今週は3頭併せの最内に入り、強めに追われる2頭を尻目に軽く仕掛けただけで楽に最先着した。1000m66秒台、ラスト200m11秒台半ばと優秀で、絶好の仕上がりといえそうだ。

シュヴァルグラン

前走の5日後には坂路入りを再開して入念に乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。先週は藤岡康騎手を背にWコースで僚馬と併せ、手応えこそ見劣ったものの1000m65秒前後とこの馬としては上々の時計をマークして僅差先着。今週は助手を背に坂路でオープン馬と併せ、荒れた馬場に脚を取られながらも全体的にはしっかり動けていた。状態面は万全と見てよさそうだ。

レインボーライン

前走後は放牧を挟んで4月前半に栗東へ帰厩。13日から今週にかけて坂路で5本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。いつも通りレース1週間前の日曜に強めの内容を消化し、今週は助手を背に坂路で単走追い。馬場の内目を回って800m56.6秒とごく軽めだったが、ラスト200mは全くの馬なりで12秒台と、素軽い動きは目についた。実力を出し切れる好仕上がりだ。

ゴールドアクター

前走後はしっかり疲れを取り、4月13日が初追い切り。その後は20日、26日とWコースで3週続けてきちんと追い切られており、調整過程は順調と見ていい。先週は横山典騎手を背に格下馬を追走し、1000m65秒台の好時計をマークして併入。今週は助手を背に単走だったが、馬場の真ん中を軽快な脚どりで駆け抜けた。大きく変わった感じはないが、状態面に問題はない。

アルバート

前走後は放牧を挟んでレースの約1か月前に美浦へ帰厩。軽め中心とはいえ今月だけで7本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。ここ2週はWコースで追われ、先週は助手を背に僚馬とびっしり併せる強めの内容を消化。今週は石橋騎手を背に単走で、直線軽く追われた程度だったが、スムーズに動けていた。絶好調とはいかないが、ほぼ実力を出せる仕上がりだ。

ディーマジェスティ

前走後もきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週は蛯名騎手を背にWコース併せ馬で、先週は1000m65秒前後の好時計をマークして大差先着。今週は僚馬を追走し、直線で一杯に追われるとじりじりと差を詰めてゴール手前で僅かに交わした。相手が楽な手応えだっただけにそれほど好調教には映らなかったが、時計的には悪くなく、状態面に不安はない。

その他の出走馬

トーセンバジルは四位騎手を背に今週木曜にWコースで格下馬を追走し、徐々に差を詰めて直線追い出されると一気に交わして楽に先着しており、前走時の好状態をキープ。アドマイヤデウスは水曜に岩田騎手を背に坂路単走で追われ、終始楽な手応えで真一文字に坂を駆け上がっており、好状態と見てよさそう。タマモベストプレイは水曜にWコースで3頭併せで追われ、全体時計は遅いが終いの伸び脚は上々で、実力をきっちり出し切れる状態に仕上がっている。