第151回 天皇賞（春） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（春）を丸裸にしてみよう！

昨年は４番人気のフェノーメノが優勝。00年・01年のテイエムオペラオー以来となる春の天皇賞連覇を飾った。３着には12番人気ホッコーブレーヴが激走した。

１）波乱傾向が強い

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【1.0.1.8】と不振。06年ディープインパクトの１勝のみで、近６年はいずれも４着以下に敗れている。一方、２番人気馬が【3.2.1.4】で、一昨年のフェノーメノら最多の３勝。複勝率60％でトップだ。以下、３・４・７・12・13・14番人気馬が各１勝。２ケタ人気馬が３勝もあげている。12年には14番人気ビートブラックが勝利。馬連6万1570円、３連単145万2520円の大波乱となった。

また、２・３着に人気薄が激走するケースも多く、10年中６年で２ケタ人気馬が３着以内に入っている。馬連での万馬券は４回で、３連単では近６年連続で10万円以上の配当となっている。波乱傾向が強い一戦だ。

２）日経賞組は前走連対馬が好成績

前走レース別成績は、出走数が最も多い阪神大賞典組が【3.0.3.45】。12年ビートブラックら３勝をあげているが、連対率5.9％・複勝率11.8％と低い。３着以内に入った６頭はすべて過去１年間に京都芝で連対した経験があった。

また、日経賞組は【3.5.3.37】。昨年は勝ったフェノーメノから上位３着までを独占。連対率16.7％・複勝率22.9％と阪神大賞典組を大きく上回っている。この組は前走連対馬が好成績。前走１着馬が【1.4.0.3】で連対率62.5％、前走２着馬も【1.0.3.5】で複勝率44.4％と非常に高い。例外は昨年優勝のフェノーメノ（前走５着）と07年２着エリモエクスパイア（前走10着）の２頭だ。

３）大阪杯組は１着馬・３着馬が好走

大阪杯組は【2.3.2.15】で、11年ヒルノダムールら２勝。連対率22.7％・複勝率31.8％と上記２レースを上回っている。この組の前走着順別成績は前走１着馬が【2.0.1.3】で複勝率50％、前走３着馬【0.2.1.0】で複勝率100％。対して、前走２着だった馬は【0.0.0.2】で、05年ハーツクライ、06年マッキーマックスともに５着以下に敗れている。

その他では大阪―ハンブルクＣ組が【1.1.1.21】、京都記念組が【1.1.0.4】で３着以内馬を出しているが、今年は出走予定馬がいない。なお、ダイヤモンドＳ組は【0.0.0.7】と苦戦傾向にある。

４）好走した２ケタ人気馬の傾向は

人気別成績でも示したが、２ケタ人気馬の激走が多い春の天皇賞。昨年も12番人気のホッコーブレーヴが３着と好走している。人気薄の激走馬の傾向をまとめておこう。好走した２ケタ人気馬７頭のうち、昨年のホッコーブレーヴら４頭は前走３着以内と上位に入っていた。

12年１着のビートブラックら他の３頭は前走10着以下と大敗。これら３頭はいずれも過去に京都芝2400ｍ戦で先行して勝利、または重賞で２着と好走した経験があった。

【天皇賞（春）過去10年】

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