G1特集 第68回 朝日杯フューチュリティステークスG1特集 第68回 朝日杯フューチュリティステークス

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朝日杯フューチュリティステークスとは?

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昨年の朝日杯FSの4コーナー。一昨年から阪神開催となった2歳王者決定戦で、「フューチュリティ」とは未来という意味。文字通り将来性豊かな若駒が競い合う。

阪神開催となった2歳王者決定戦

関東地区における3歳馬(旧表記)のチャンピオン決定戦として、1949年に「朝日杯3歳ステークス」を創設。初期は中山競馬場・芝1100mで行われていたが、62年から芝1600mに定着した。71年には混合競走に指定され、外国産馬に門戸が開放された。

84年のグレード制導入ではG1に格付け。91年に阪神3歳Sが牝馬限定のG1になったのを機に、2歳王者決定戦(牝馬も出走可、せん馬は04年より不可)として位置づけられるようになった。その後、馬齢表示の国際基準への変更に伴い、01年に競走名を現在の「朝日杯フューチュリティステークス」に改称。10年には国際競走に指定され、外国馬は8頭まで出走可能となった。そして、一昨年からは阪神競馬場・芝1600mに舞台を移して行われている。

優勝馬はさまざまな路線で活躍

芝1600mで勝敗を決するものの、優勝馬たちのその後の活躍はマイルにとどまっていない。

圧倒的な力で三冠制覇を成し遂げたナリタブライアン、宝塚記念・有馬記念を制したグラスワンダーやドリームジャーニー。ダート路線へと転向し、一時代を築いたアドマイヤドン。3歳でジャパンカップ制覇を果たしたローズキングダム。距離や路線を超えた名馬が優勝馬に名を連ねている。

レース名に掲げられた「フューチュリティ」とは未来という意味で、文字通り将来性豊かな若駒が集結する。昨年はわずかキャリア1戦のリオンディーズが優勝を果たした。

36年ぶりの牝馬制覇なるか

今年はファンタジーSを快勝し、2戦2勝の紅一点ミスエルテが参戦予定。36年ぶりの牝馬による朝日杯FS制覇なるかが大きな見どころだ。

対する牡馬では京王杯2歳Sを制したモンドキャンノ、サウジアラビアロイヤルC2着のダンビュライト、札幌2歳Sの勝ち馬トラストらがスタンバイ。JRA平地G1完全制覇がかかる武豊騎手が騎乗予定のタガノアシュラにも注目だ。同世代の中で一足早くG1タイトルを手にするのはどの馬か、そのスタートから目が離せない。