第67回 朝日杯フューチュリティステークス 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
朝日杯フューチュリティステークスを丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気に推されたダノンプラチナが差し切って勝利。２着には14番人気の伏兵アルマワイオリが入り、馬連１万4050円の波乱となった。

１）近２年は波乱傾向

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.1.3.3】。昨年のダノンプラチナら３勝をあげ、複勝率70％と高い。２番人気馬は【3.1.1.5】で、08年セイウンワンダーら３勝。以下、３・４・５・７番人気馬が１勝ずつ。７番人気馬の優勝は12年ロゴタイプ。２ケタ人気馬の激走は昨年の14番人気アルマワイオリら２着２回と少ない。

上位人気馬の好走が多く、馬連での万馬券は昨年の１回のみ。ただし、近２年は３連単で続けて10万円以上の配当が出ており、波乱傾向が強くなっている。

２）京王杯２歳Ｓ組は前走３着以内が必須

前走レース別成績は、東京スポーツ杯２歳Ｓ組が【4.2.1.12】。09年ローズキングダムら最多の４勝をあげ、連対率31.6％・複勝率36.8％と高い。この組の３着以内馬７頭はすべて朝日杯ＦＳで４番人気以内に支持されていた。

出走数が最も多い京王杯２歳Ｓ組は【1.4.1.32】。10年グランプリボスの１勝のみで、連対率13.2％・複勝率15.8％と低い。この組の３着以内馬６頭はいずれも前走で３着以内に入っていた。また、デイリー杯２歳Ｓ組は【0.2.2.14】。勝ち星こそないが、複勝率22.2％で京王杯２歳Ｓ組を上回っている。この組の３着以内馬４頭中、昨年のアルマワイオリ（前走４着）を除く３頭は前走で連対を果たしていた。

その他の前走重賞組では、少数ながら新潟２歳Ｓ組が【1.0.0.1】で08年セイウンワンダーが優勝。いちょうＳ（現サウジアラビアＲＣ）組は【0.0.1.1】で昨年クラリティスカイが３着。両馬はともに前走で勝利をおさめていた。

３）500万下組は前走マイル戦が好成績

出走数が多い前走500万下組はのべ【4.2.4.38】。昨年のダノンプラチナら近４年続けて勝利している。この組の前走距離別成績は、前走1600ｍ組が【4.0.3.10】。勝ち馬４頭は芝・ダート問わず、すべて前走1600ｍ戦を使われていた。連対率23.5％・複勝率41.2％と非常に高い。また、前走1400ｍ組は【0.2.1.16】で勝ち星はなく、複勝率15.8％。前走500万下の好走馬は上記２つの距離に限られていた。

その他の前走クラスは、オープン特別組が【0.0.1.19】。３着以内に入ったのは05年３着ジャリスコライト（１番人気）のみ。新馬戦組【0.0.0.5】、未勝利組【0.0.0.2】とともに苦戦傾向にある。

４）外国人騎手の騎乗馬が好成績

騎手別成績は、美浦所属騎手が【3.5.2.67】で勝率3.9％・連対率10.4％・複勝率13.0％。栗東所属騎手（日本人のみ）は【3.3.5.50】で同4.9％・同9.8％・同18.0％。勝利数は同じだが、勝率・複勝率で栗東所属騎手が上回っている。

一方、外国人騎手（Ｍ.デムーロ、ルメール騎手含む）は【4.2.3.12】。一昨年のアジアエクスプレス（ムーア騎手騎乗）など４勝をあげ、勝率19.0％・連対率28.6％・複勝率42.9％と非常に高い。特にデムーロ騎手は【2.0.0.1】。10年グランプリボス、12年ロゴタイプで２勝をあげており、相性が良い。

【朝日杯フューチュリティステークス過去10年】

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