第67回朝日杯フューチュリティステークスレース回顧｜GⅠ特集

レース回顧

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レース結果

リオンディーズ、大外から豪快に差し切り２歳王者に輝く！

第67回朝日杯ＦＳはＭ.デムーロ騎手騎乗の２番人気リオンディーズが、後方追走から最後の直線で大外に持ち出されると、豪快に末脚を伸ばして差し切り優勝。キャリア１戦で、Ｇ１制覇を果たし２歳王者に輝いた。勝ち時計は1分34秒4（良）。鞍上のデムーロ騎手は10年グランプリボス、12年ロゴタイプに続きこのレース３勝目。本馬を管理する角居勝彦調教師は、このレース初勝利となった。

２着は3/4馬身差で武豊騎手騎乗の１番人気エアスピネル。３着は４馬身差で中谷雄太騎手騎乗の11番人気シャドウアプローチ。

レース展開・総括

ウインオスカーが先頭で引っ張る

スタートはほぼ互角。５番ウインオスカーが押して前へ。２番ショウナンライズ、３番アドマイヤモラールも出て行き、外からは12番シュウジも先行。１馬身切れて１番サイモンゼーレと６番ユウチェンジ。２馬身差で中団にポツンと９番ボールライトニング。さらに２馬身切れて14番ハレルヤボーイと11番エアスピネル。その後ろに７番イモータルと、13番シャドウアプローチ。内に８番ツーエムレジェンド。外に16番スリラーインマニラ。差がなく10番タイセイサミット。１馬身差の最後方に４番コパノディールと15番リオンディーズが並んだ。

超良血馬同士の一騎打ち

前半800m通過は47秒3でややゆったりした流れ。先頭に立ったウインオスカーは１馬身のリードで引っ張った。２番手にショウナンライズが続き、４コーナーをカーブ。３番手以下はアドマイヤモラールらが差がなく続き、最後の直線に入っていった。

馬場の中ほどからボールライトニングとエアスピネルが併せ馬での伸び。リオンディーズは大外に持ち出されて追い出された。エアスピネルがじわじわと末脚を伸ばし、横一線の叩き合いを抜けてアッサリと先頭へ。残り200mでは完全に抜けた。しかし、外からリオンディーズが強烈な伸び。一完歩ずつエアスピネルとの差を詰めると、坂を駆け上がったところでは勢いは十分。ゴール手前で差し切り、先頭でゴールを駆け抜けた。

クラシックでも主役となりそうなリオンディーズ

注目された超良血馬の対決は、期待に違わぬ好勝負となった。１番人気のエアスピネルはほぼ完璧な競馬で、完全に勝ちパターンを築いた。しかし、リオンディーズがその上を行く、強さを見せつけて見事に優勝を飾った。序盤は最後方近くの追走だったが、リズムを崩さずに折り合いに専念し、最後の直線で末脚を爆発させた。新馬戦で見せたパフォーマンスから相当な素質を秘めていることは明らかで、改めて大物っぷりを披露。来年のクラシック戦線でも主役となりそうだ。

【第67回朝日杯フューチュリティステークス　成績表】

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着順	枠番	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差
1	8	15	リオンディーズ	牡2	55	Ｍ．デムーロ	1.34.4
2	6	11	エアスピネル	牡2	55	武豊	1.34.5	3/4
3	7	13	シャドウアプローチ	牡2	55	中谷雄太	1.35.2	4
4	3	6	ユウチェンジ	牡2	55	川田将雅	1.35.2	クビ
5	6	12	シュウジ	牡2	55	岩田康誠	1.35.2	ハナ
6	4	8	ツーエムレジェンド	牡2	55	太宰啓介	1.35.3	クビ
7	5	10	タイセイサミット	牡2	55	アッゼニ	1.35.3	ハナ
8	2	3	アドマイヤモラール	牡2	55	田辺裕信	1.35.4	1/2
9	4	7	イモータル	牡2	55	武幸四郎	1.35.4	クビ
10	2	4	コパノディール	牝2	54	小牧太	1.35.5	クビ
11	5	9	ボールライトニング	牡2	55	蛯名正義	1.35.8	2
12	7	14	ハレルヤボーイ	牡2	55	浜中俊	1.36.0	1 1/4
13	8	16	スリラーインマニラ	牡2	55	和田竜二	1.36.2	1 1/2
14	1	2	ショウナンライズ	牡2	55	池添謙一	1.36.6	2 1/2
15	1	1	サイモンゼーレ	牡2	55	幸英明	1.36.8	1 1/4
16	3	5	ウインオスカー	牡2	55	松山弘平	1.36.9	1/2

【第67回朝日杯フューチュリティステークス　払戻金】