第36回 フェブラリーステークス 血統分析｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> フェブラリーステークス　> 2019　> 血統分析

母父ミスプロ系サンダーガルチのサンライズノヴァが面白い！

1）父サンデーサイレンス系がリード

過去10年でゴールドアリュール産駒が４勝・２着３回。そのおかげでサンデーサイレンス系が種牡馬系統別成績をリードしている。連対率の高いナスルーラ系にも注意が必要。ミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系の連対は１〜４番人気時。人気サイドならマークしたい。

◎プラス評価……父サンデーサイレンス系（特にゴールドアリュール産駒）
　○プラス評価……父ナスルーラ系（連軸）

【父馬の系統別成績（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

【連対馬の父と母父（過去10年）】

この表は右にスクロールできます。

2）やはり血統的なダート適性を重視したい

過去10年に勝ち馬を送り出した種牡馬は、ほとんどがダートＧ１馬。またフェブラリーＳ勝ち馬以外にダート中距離の重賞級を送り出している。ダート適性の高さは重要だ。

◎プラス評価……父がダートＧ１馬
　○プラス評価……父の産駒にダート中距離の重賞級がいる

【勝ち馬の父とその産駒のダート実績】

この表は右にスクロールできます。

3）芝短距離で通用する血統であることも重要

勝ち馬の父７頭の産駒は芝でも活躍している。シンボリクリスエスはアルフレード、マンハッタンカフェはジョーカプチーノ、Henny Hughesはアジアエクスプレスと芝マイルのＧ１ウィナーを輩出。ゴールドアリュールはタケミカヅチ、ワイルドラッシュはブラウンワイルド、トワイニングはセカンドテーブルと、いずれも産駒が短距離重賞を勝利している。

○プラス評価……父の産駒に芝短距離の重賞ウィナーがいる

4）母父にもダートＧ１級の底力が必要

母父成績を見ると多様な系統が馬券圏内に食い込んでいる。近５年に限ると３勝・２着２回・３着３回のミスタープロスペクター系が特に好調だ。

また１着馬の母父を見ると、サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、Concern、ジャッジアンジェルーチ、ティンバーカントリーが米Ｇ１勝ち馬。Distorted Humorとフレンチデピュティは米Ｇ２勝ち馬。母父にも高いダート適性が求められる。

◎プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
　◎プラス評価……母父が米Ｇ１・Ｇ２勝ち馬

【母父の系統別成績】

この表は右にスクロールできます。

結論

父がサンデーサイレンス系のダートＧ１馬で、産駒にダート中距離と芝短距離の重賞ウィナーがいれば評価アップ。母父はミスタープロスペクター系の米Ｇ１・Ｇ２勝ち馬がベストだ。

一昨年１着、昨年２着のゴールドドリームは当然有力だが、同じゴールドアリュール産駒なら母父がサンダーガルチ（ミスタープロスペクター系／米二冠馬）のサンライズノヴァの方が面白い。

父ミスタープロスペクター系の勝率は低いものの、インティは父ケイムホーム（米Ｇ１馬／産駒にサウンドリアーナやタガノトネール）×母父Northern Afleet（ミスタープロスペクター系／米Ｇ２馬）、オメガパフュームは父スウェプトオーヴァーボード（米Ｇ１馬／産駒に東京ダービー馬やレッドファルクス）×母父ゴールドアリュールで軽視できない。２着の穴なら父ナスルーラ系パイロのクインズサターンだ。

【サンライズノヴァ血統表】

この表は右にスクロールできます。