G1特集 第35回 フェブラリーステークスG1特集 第35回 フェブラリーステークス

血統分析

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母父ミスプロ系サンダーガルチのサンライズノヴァが一番手!

1)父サンデーサイレンス系が近年躍進

ゴールドアリュール産駒が4勝をあげていることもあり、サンデーサイレンス系がリードしている。特に近5年(2013年〜2017年)は4勝・2着1回で勝率14.3%、その前の5年(2008年〜2012年)が1勝・2着1回・3着1回で勝率6.7%と成績を上げている。

連対率31.3%のナスルーラ系は連軸向き。ミスタープロスペクター系は、馬券に絡んだ6頭のうち5頭が1〜2番人気で「人気ならそこそこ走るが勝ち切れない」という状況だ。

◎プラス評価……父サンデーサイレンス系
 ○プラス評価……父ナスルーラ系(連軸)
 ●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 2回 1回 43頭 11.6% 16.3% 18.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 3回 23頭 4.3% 8.7% 21.7%
ナスルーラ系 1回 4回 1回 16頭 6.3% 31.3% 37.5%
ノーザンダンサー系 1回 1回 2回 26頭 3.8% 7.7% 15.4%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 3回 45頭 2.2% 6.7% 13.3%
その他の系統       1回 0回 0回 6頭 16.7% 16.7% 16.7%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2017.2.19 1 3 ゴールドドリーム ゴールドアリュール フレンチデピュティ
2017.2.19 2 9 $ベストウォーリア Majestic Warrior Mr.Greeley
2016.2.21 1 14 $モーニン Henny Hughes Distored Humor
2016.2.21 2 7 ノンコノユメ トワイニング アグネスタキオン
2015.2.22 1 4 コパノリッキー ゴールドアリュール ティンバーカントリー
2015.2.22 2 14 インカンテーション シニスターミニスター Machiavellian
2014.2.23 1 13 コパノリッキー ゴールドアリュール ティンバーカントリー
2014.2.23 2 15 ホッコータルマエ キングカメハメハ Cherokee Run
2013.2.17 1 2 グレープブランデー マンハッタンカフェ ジャッジアンドルーチ
2013.2.17 2 6 エスポワールシチー ゴールドアリュール ブライアンズタイム
2012.2.19 1 16 $テスタマッタ Tapit Concern
2012.2.19 2 3 シルクフォーチュン ゴールドアリュール Alwuhush
2011.2.20 1 12 トランセンド ワイルドラッシュ トニービン
2011.2.20 2 13 フリオーソ ブライアンズタイム Mr.Prospector
2010.2.21 1 4 エスポワールシチー ゴールドアリュール ブライアンズタイム
2010.2.21 2 3 $テスタマッタ Tapit Concern
2009.2.22 1 15 サクセスブロッケン シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2009.2.22 2 14 $カジノドライヴ Mineshaft Deputy Minister
2008.2.24 1 15 ヴァーミリアン エルコンドルパサー サンデーサイレンス
2008.2.24 2 10 ブルーコンコルド フサイチコンコルド ブライアンズタイム
2)やはり血統的なダート適性を重視したい

過去10年に勝ち馬を送り出した種牡馬は7頭だが、そのほとんどがダートG1馬。芝タイプの馬でも、エルコンドルパサーはアロンダイト、シンボリクリスエスはランフォルセ、マンハッタンカフェはエーシンモアオバーなど、種牡馬としてはダート重賞級を輩出している。ダート適性の高さは重要だ。

◎プラス評価……父がダートGI馬(特に米G1)
 ○プラス評価……父の産駒にダートG1級がいる

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勝ち馬の父 現役時ダート実績
エルコンドルパサー  共同通信杯4歳S勝利
シンボリクリスエス  不出走
ゴールドアリュール  GIを4勝
ワイルドラッシュ 米G1勝ち
Tapit       米G1勝ち
マンハッタンカフェ  不出走
Henny Hughes   米G1勝ち
3)芝短距離で通用する血統であることも重要

勝ち馬の父7頭の産駒は芝でも活躍。シンボリクリスエスはアルフレード、マンハッタンカフェはジョーカプチーノ、Henny Hughesはアジアエクスプレスと芝マイルのGIウィナーを送り出し、エルコンドルパサーの産駒アイルラヴァゲインはオーシャンS、ゴールドアリュールの産駒タケミカヅチはダービー卿チャレンジT、ワイルドラッシュの産駒ブラウンワイルドは小倉2歳S、Tapitの産駒ラビットランはローズSを勝っている。

○プラス評価……父の産駒に芝短距離の重賞ウィナーがいる

4)母父にもダートG1級の底力が必要

母父成績も種牡馬成績と同様、多くの系統が馬券圏内に食い込んでいる。ただし近5年に限ると3勝・2着2回・3着2回のミスタープロスペクター系が好調。逆にサンデーサイレンス系は近5年未勝利だ。

また1着馬の母父を見ると、サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、Concern、ジャッジアンジェルーチ、ティンバーカントリーが米G1勝ち馬。Distorted Humorとフレンチデピュティは米G2勝ち馬。母父にも高いダート適性が求められるようだ。

◎プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
 ◎プラス評価……母父が米G1・G2勝ち馬
 ●マイナス評価…母父サンデーサイレンス系

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 2回 1回 3回 26頭 7.7% 11.5% 23.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 2回 0回 13頭 7.7% 23.1% 23.1%
ナスルーラ系 2回 1回 0回 26頭 7.7% 11.5% 11.5%
ノーザンダンサー系 1回 2回 2回 36頭 2.8% 8.3% 13.9%
ミスタープロスペクター系 3回 3回 3回 41頭 7.3% 14.6% 22.0%
その他の系統 1回 1回 2回 17頭 5.9% 11.8% 23.5%
結論

父がサンデーサイレンス系のダートGI馬で、産駒にダートと芝短距離のG1級がいれば評価アップ。母父はミスタープロスペクター系の米G1・G2勝ち馬がベスト。逆に割り引きたいのが父ミスタープロスペクター系と母父サンデーサイレンス系だ。

父ゴールドアリュール×母父サンダーガルチ(米二冠)のサンライズノヴァが一番手。近親にサンライズバッカスがいる点も心強い。同じく父ゴールドアリュールで母父ティンバーカントリーのララベルも、地方在籍の牝馬だが侮れない存在だ。当然、昨年の勝ち馬ゴールドドリームも有力視できる。

ノンコノユメ、カフジテイク、サウンドトゥルー、アウォーディーは父がミスタープロスペクター系や母父がサンデーサイレンス系で評価ダウンとなる。

【サンライズノヴァの血統表】

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ゴールドアリュール
 Gold Allure
 1999年 栗毛(追分町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ニキーヤ
 Nikiya
 1993年 鹿毛(米)
Nureyev
1977年(米)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
サンライズノヴァ
 Sunrise Nova(JPN)
 牡 4歳 父15歳・母14歳時産駒
 2014年 栗毛(日高町)
Special Forli
Thong
Reluctant Guest
1986年
Hostage Nijinsky
Entente
Vaguely Royal Vaguely Noble
Shoshanna
*サンダーガルチ
 Thunder Gulch
 1992年 栗毛(米)
Gulch
1984年(米)
Mr.prospector Raise a Native
Gold Digger
Jameela Rambunctious
Asbury Mary
Line of Thunder
1987年
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
ブライトサファイヤ
 Bright Sapphire
 2000年 栗毛(門別町)
Shoot a Line High Line
Death Ray
リアルサファイヤ
 Real Sapphire
 1996年 黒鹿(門別町)
*リアルシャダイ
1979年 黒鹿(米)
Roberto Hail to Reason
Brsmalea
Desert Vixen In Reality
Desert Trial
ワールドサファイヤ
1979年 栗毛(新冠町)
サーペンフロ Sir Ivor
Running Blue
トビノボリ ジルドレ
クニノボリ