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まずは過去10年における種牡馬系統別の成績を見てみよう。
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父馬の系統 | 1着 | 2着 | 3着 | 出走 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 4回 | 2回 | 1回 | 42頭 | 9.5% | 14.3% | 16.7% |
その他のヘイルトゥリーズン系 | 1回 | 1回 | 3回 | 23頭 | 4.3% | 8.7% | 21.7% |
ノーザンダンサー系 | 2回 | 2回 | 2回 | 26頭 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
ナスルーラ系 | 1回 | 3回 | 1回 | 16頭 | 6.3% | 25.0% | 31.3% |
ミスタープロスペクター系 | 1回 | 2回 | 3回 | 46頭 | 2.2% | 6.5% | 13.0% |
その他の系統 | 1回 | 0回 | 0回 | 6頭 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
どの系統も万遍なく馬券に絡んでいる。また同系統による1・2フィニッシュは2007年(ノーザンダンサー系)と2013年(サンデーサイレンス系)だけ。どこからでも買えるレースだ。
ただし近5年(2012年〜2016年)に限るとサンデーサイレンス系が3勝・2着2回で勝率11.5%(2007年〜2011年は1勝・3着1回で勝率6.3%)と優秀。逆にミスタープロスペクター系は近5年で未勝利と下降中で、期間中の勝率も主要系統中でもっとも低い。やや割り引きたいところだ。
○プラス評価……父サンデーサイレンス系
●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系
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日付L | 着 | 番 | 馬名 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|---|---|
2016.2.21 | 1 | 14 | $モーニン | Henny Hughes | Distored Humor |
2016.2.21 | 2 | 7 | ノンコノユメ | トワイニング | アグネスタキオン |
2015.2.22 | 1 | 4 | コパノリッキー | ゴールドアリュール | ティンバーカントリー |
2015.2.22 | 2 | 14 | インカンテーション | シニスターミニスター | Machiavellian |
2014.2.23 | 1 | 13 | コパノリッキー | ゴールドアリュール | ティンバーカントリー |
2014.2.23 | 2 | 15 | ホッコータルマエ | キングカメハメハ | Cherokee Run |
2013.2.17 | 1 | 2 | グレープブランデー | マンハッタンカフェ | ジャッジアンドルーチ |
2013.2.17 | 2 | 6 | エスポワールシチー | ゴールドアリュール | ブライアンズタイム |
2012.2.19 | 1 | 16 | $テスタマッタ | Tapit | Concern |
2012.2.19 | 2 | 3 | シルクフォーチュン | ゴールドアリュール | Alwuhush |
2011.2.20 | 1 | 12 | トランセンド | ワイルドラッシュ | トニービン |
2011.2.20 | 2 | 13 | フリオーソ | ブライアンズタイム | Mr.Prospector |
2010.2.21 | 1 | 4 | エスポワールシチー | ゴールドアリュール | ブライアンズタイム |
2010.2.21 | 2 | 3 | $テスタマッタ | Tapit | Concern |
2009.2.22 | 1 | 15 | サクセスブロッケン | シンボリクリスエス | サンデーサイレンス |
2009.2.22 | 2 | 14 | $カジノドライヴ | Mineshaft | Deputy Minister |
2008.2.24 | 1 | 15 | ヴァーミリアン | エルコンドルパサー | サンデーサイレンス |
2008.2.24 | 2 | 10 | ブルーコンコルド | フサイチコンコルド | ブライアンズタイム |
2007.2.18 | 1 | 12 | サンライズバッカス | ヘネシー | リアルシャダイ |
2007.2.18 | 2 | 7 | ブルーコンコルド | フサイチコンコルド | ブライアンズタイム |
勝ち馬の父のダート実績は下記の通り。現役時の成績が芝に偏っているタイプであっても、エルコンドルパサーはアロンダイト、シンボリクリスエスはランフォルセ、マンハッタンカフェはエーシンモアオバーなど、種牡馬としてはダート重賞級を輩出している。ダート適性の高さは重要だ。
◎プラス評価……父がダートGI馬(特に米G1)
○プラス評価……父の産駒にダートG1級がいる
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勝ち馬 | 父馬 | 父のダート実績 |
---|---|---|
サンライズバッカス | ヘネシー | 米G1勝ち |
ヴァーミリアン | エルコンドルパサー | 共同通信杯4歳S勝利 |
サクセスブロッケン | シンボリクリスエス | 不出走 |
エスポワールシチー | ゴールドアリュール | GIを4勝 |
トランセンド | ワイルドラッシュ | 米G1勝ち |
テスタマッタ | Tapit | 米G1勝ち |
グレープブランデー | マンハッタンカフェ | 不出走 |
コパノリッキー | ゴールドアリュール | GIを4勝 |
モーニン | Henny Hughes | 米G1勝ち |
以下は連対馬の父とその産駒について、芝での実績を短距離中心にまとめたものだ。父馬が「芝の短距離〜マイルでも活躍できる血統」で、その産駒にも芝の短距離GI級がいると強調材料となるだろう。
◎プラス評価……父の産駒に芝短距離のG1級がいる
○プラス評価……父に芝の勝ち鞍がある
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連対馬 | 父馬 | 父馬の芝での主な勝ち鞍/芝短距離で活躍した産駒 |
---|---|---|
サンライズバッカス | ヘネシー | なし/スペシャルデューティー(英仏100ギニー) |
ブルーコンコルド | フサイチコンコルド | 日本ダービー/バランスオブゲーム(新潟2歳S) |
ヴァーミリアン | エルコンドルパサー | NHKマイルC、ジャパンC/アイルラヴァゲイン(オーシャンS) |
サクセスブロッケン | シンボリクリスエス | 天皇賞・秋など/アルフレード(朝日杯FS) |
カジノドライヴ | Mineshaft | 未勝利1着/特になし |
エスポワールシチー | ゴールドアリュール | 新馬戦1着/タケミカヅチ(ダービー卿チャレンジT) |
テスタマッタ | Tapit | なし/特になし |
トランセンド | ワイルドラッシュ | ラプエンテS/ブラウンワイルド(小倉2歳S) |
フリオーソ | ブライアンズタイム | なし/ナリタブライアン(朝日杯3歳S) |
シルクフォーチュン | ゴールドアリュール | 新馬戦1着/タケミカヅチ(ダービー卿チャレンジT) |
グレープブランデー | マンハッタンカフェ | 菊花賞など/ジョーカプチーノ(NHKマイルC) |
コパノリッキー | ゴールドアリュール | 新馬戦1着/タケミカヅチ(ダービー卿チャレンジT) |
ホッコータルマエ | キングカメハメハ | NHKマイルC、日本ダービー/ロードカナロア(短距離GI6勝) |
インカンテーション | シニスターミニスター | なし/特になし |
モーニン | Henny Hughes | なし/アジアエクスプレス(朝日杯FS) |
ノンコノユメ | トワイニング | なし/セカンドテーブル(京王杯2歳S) |
母父の系統別成績は以下の通り。父の系統別成績と同様、多くの系統が馬券圏内に食い込んでいる。安定感でいえば「その他のヘイルトゥリーズン系」が一歩リードしているように見えるが、実は良績は2011年以前に集中。近5年に限ると3勝をあげているミスタープロスペクター系が要注目の存在だ。逆にノーザンダンサー系は他に比べてやや苦しいイメージである。
◎プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
●マイナス評価…母父ノーザンダンサー系
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母父の系統 | 1着 | 2着 | 3着 | 出走 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス系 | 2回 | 1回 | 3回 | 24頭 | 8.3% | 12.5% | 25.0% |
その他のヘイルトゥリーズン系 | 2回 | 3回 | 0回 | 14頭 | 14.3% | 35.7% | 35.7% |
ノーザンダンサー系 | 0回 | 2回 | 2回 | 35頭 | 0.0% | 5.7% | 11.4% |
ナスルーラ系 | 2回 | 1回 | 1回 | 31頭 | 6.5% | 9.7% | 12.9% |
ミスタープロスペクター系 | 3回 | 2回 | 2回 | 37頭 | 8.1% | 13.5% | 18.9% |
その他の系統 | 1回 | 1回 | 2回 | 18頭 | 5.6% | 11.1% | 22.2% |
また1着馬の母父を見ると、サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、Concern、ジャッジアンジェルーチ、ティンバーカントリーが米G1勝ち馬、Distorted Humorは米G2をレコードで勝利(種牡馬としてG1馬を輩出)。リアルシャダイとトニービンはダート不出走だが、リアルシャダイはTCK女王盃のヤマノリアル、トニービンは関東オークスのサクラヴィクトリアを出している。
さらに勝ち馬は母系もなかなか優秀だ。サンライズバッカスとサクセスブロッケンの母は重賞勝ち馬、テスタマッタの祖母は米G1馬、モーニンの4代母は米G2馬。ヴァーミリアンはダイワメジャー、トランセンドはサクラサニーオー、コパノリッキーはサンライズペガサスが近親にいる。エスポワールシチーの母系からは阪神3歳Sのゴールドシチー、グレープブランデーの母系からはギャロップダイナなどが出ている。未勝利〜条件級しか出ていない系統は、フェブラリーSでは苦戦しそうである。
◎プラス評価……母父が米G1勝ち馬
○プラス評価……母父の産駒にダート重賞級がいる
○プラス評価……母系から重賞級が出ている
父がサンデーサイレンス系のダートGI馬で、産駒に芝短距離のG1級がいれば大幅評価アップ。他の系統でも米G1勝ち馬なら遜色はない。また父に芝の勝ち鞍があり、父の産駒にダートG1級がいればベターだ。父ミスタープロスペクター系は割り引きたい。
母父はミスタープロスペクター系の米G1勝ち馬がベスト。母父の産駒にダート重賞級がいて、母系から重賞級が出ていることが望ましい。母父ノーザンダンサー系はマイナスだ。
一発があるならベストウォーリア。父は米G1馬Majestic Warrior、その産駒にはケンタッキーオークス馬がいる。母父はミスタープロスペクター系で米BCスプリント2着のMr.Greeley、その産駒には多数のG1馬がいる。母系からも伊G1馬が出ている。
他ではニシケンモノノフ(父はこのレースの勝ち馬&朝日杯FS2着のメイショウボーラー×母父はミスタープロスペクター系アフリート/母系からは芝・ダート双方で重賞を勝ったステートジャガーが出ている)あたりが走破圏内だが、条件を完全に満たすわけではない。ならば、このレースで2勝しているコパノリッキー、連覇を目指すモーニンなどを重視すべきか。
カフジテイク、ノンコノユメは父がミスタープロスペクター系で評価を下げたい。
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父 | Majestic Warrior 2005年 |
A.P.Indy 1989年(米) |
Seattle Slew 1974年(米) |
Bold Reasoning | Boldnesian |
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Reason to Earn | |||||
My Charmer | Poker | ||||
Fair Charmer | |||||
Weekend Surprise 1980年 |
Secretariat | Bold Ruler | |||
Somethingroyal | |||||
Lassie Dear | Buckpasser | ||||
Gay Missile | |||||
Dream Supreme 1997年 |
Seeking the Gold 1985年(米) |
Mr.prospector | Raise a Native | ||
Gold Digger | |||||
ベストウォーリア Best Warrior(USA) 牡 7歳 父 5歳・母 6歳時産駒 2010年 栗毛(米) |
Con Game | Buckpasser | |||
Broadway | |||||
Spinning Round 1989年 |
Dixieland Band | Northern Dancer | |||
Mississippi Mud | |||||
Take Heart | Secretariat | ||||
Deck Stewardess | |||||
Mr.Greeley 1992年 |
Gone West 1984年(米) |
Mr.prospector | Raise a Native | ||
Gold Digger | |||||
Secrettame | Secretariat | ||||
Tamerett | |||||
Long Legend 1978年 |
Reviewer | Bold Ruler | |||
Broadway | |||||
母 | Flirtatious Miss 2004年 |
Lianga | Dancer's Image | ||
Leven Ones | |||||
Seductive Smile 1990年 |
Silver Hawk 1979年(米) |
Roberto | Hail to Reason | ||
Brsmalea | |||||
Gris Vitesse | Amerigo | ||||
Matchiche | |||||
Exit Smiling 1970年 |
Stage Door Johnny | Prince John | |||
Peroxide Blonde | |||||
Chandelire | Goyama | ||||
Queen of Light |