G1特集 第33回 フェブラリーステークスG1特集 第33回 フェブラリーステークス

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フェブラリーステークスとは?

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JRAダート重賞で最も古い歴史を持つG1開幕戦。例年、ダートの頂点を目指して強豪が集結する。コパノリッキーが前人未到の同一G1・3連覇なるかに注目が集まる。

2016年のG1開幕戦

1984年に創設された5歳(旧表記)以上のG3ハンデキャップ重賞「フェブラリーハンデキャップ」が前身。第1回から東京競馬場のダート1600mで施行されており、JRA施行のダート重賞では最も古い歴史を持つ。94年には別定戦のG2へ昇格。レース名も現在の「フェブラリーステークス」へと改称された。

95年に指定交流競走として、地方馬にも門戸を開放。97年に中央競馬で初めてダート重賞競走としてG1に格付けされた。レース名どおり例年2月に行われ、その年の中央競馬におけるG1開幕戦として定着している。07年には国際競走に指定。外国調教馬は8頭まで出走可能となった。なお、99年には岩手競馬所属のメイセイオペラが地方競馬所属馬として初のJRA・G1制覇を成し遂げた。

中距離馬と短距離馬が激突

芝スタートの東京ダート1600mで行われるフェブラリーS。JRAで唯一のダートマイルコースで中距離馬と短距離馬がぶつかる舞台だ。過去にはカネヒキリやヴァーミリアン、トランセンドといったダート中距離で活躍した王者が優勝馬に名を連ねている。これらは同レースを勝利し、ドバイワールドカップへと挑戦。トランセンドは2着に好走し、ヴィクトワールピサとの日本馬によるワンツーフィニッシュを決めた。

一方、ノボトゥルーやメイショウボーラーのように1200mから距離を伸ばして優勝した例もある。ダート1600mという舞台設定ならではの対決が見られるのも興味深い。

前人未到の同一G1・3連覇なるか

昨年、G1昇格後初の連覇を達成したコパノリッキー。今年はJRAの全G1でも達成されていない同一G1・3連覇へと挑む。競馬史に残る大偉業達成なるかに注目だ。

新世代の強豪も黙ってはいない。昨年のチャンピオンズカップ2着のノンコノユメ、根岸Sを勝利した上がり馬モーニンも一気に頂点を狙う。また、東海Sを勝利したアスカノロマン、昨秋のJBCレディスクラシックでサンビスタに快勝したホワイトフーガらもスタンバイ。3連覇達成か、新チャンピオンか、寒風を吹き飛ばす熱戦に期待だ。