G1特集 第32回 フェブラリーSG1特集 第32回 フェブラリーS

調教情報

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コパノリッキー

前走から中3週で3本という中間の追い切り本数はやや物足りないが、昨年の11月から連戦続きという臨戦過程を考えれば、問題ない範囲と見ていいだろう。ここ2週は助手を背にWコース単走で追われ、先週は1200m79秒台と強めの内容を消化。今週は終い重点の微調整にとどめたが、素軽い動きを見せていた。疲れも感じさせず、体調面は万全と見てよさそうだ。

ワイドバッハ

前走から中2週で再度の東京遠征になるが、前走の4日後には早くも馬場入りを再開してきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週は助手を背に坂路で追われ、先週は800m56.4秒と軽めの併せ馬を消化。今週は単走で一杯に追われ、800m53.5秒、ラスト200m13.2秒とこの馬としてはいつも通りの時計が出た。近走と変わりない状態といえそうだ。

インカンテーション

前走後しばらくはいつも通りプール調教でクールダウン。追い切りは先々週から3週続けてしっかりこなしており、調整過程は極めて順調だ。ここ2週は助手を背にWコースで格下の僚馬と併せ、先週は1200m79秒台と強めの内容を消化。今週は併走相手に合わせる感じだったが、時計こそ平凡も動きに素軽さは感じられた。実力をきっちり出し切れる仕上がりだ。

ベストウォーリア

前走後は放牧を挟んでレースの約1か月前に栗東へ帰厩。1月末から4週続けて坂路で追い切られており、調教量に不足はない。今週は戸崎騎手を背にオープン馬を追走する形の追い切り。中間地点で内から並びかけ、ラスト100m付近から軽く仕掛けられると楽に先着した。ラスト400m12.5−12.4秒と時計も優秀で、仕上がりは万全と見てよさそうだ。

ローマンレジェンド

前走後はごく短期の放牧を挟んで1月上旬に栗東へ帰厩。2月に入ってすぐに強めの追い切りをこなしており、調教量は十分といえる。今週は岩田騎手を背に、坂路で格下の僚馬を追走する形の追い切り。道中徐々に差を詰めて終い追い出されると、並ぶ間もなく交わして突き放す鋭い伸び脚を披露した。やや手緩い調整だった前走時より上積みが見込める好状態だ。

カゼノコ

前走後もしっかり乗り込まれ、追い切りもきちんと消化しており、調整過程は順調と見ていいだろう。今週は浜中騎手を背にWコースで格下の僚馬を大きく追走してスタート。4角で直後に追いつき直線での追い比べに持ち込んだが、半馬身遅れてゴールした。ただラスト200mで12秒前後と時計的には動けており、近走と変わりない好状態と見てよさそうだ。

サンビスタ

前走後は放牧を挟んで1月末に栗東へ帰厩。2月上旬から今週にかけて5本もの併せ馬をこなしており、意欲的な調整過程といえる。先週はC.デムーロ騎手を背に3頭併せの真ん中に入り、馬場の外目を回りながら鋭く伸びて最先着。今週は助手を背に坂路でオープン馬と併せ、一杯に追われる相手を尻目に馬なりで併入した。絶好の状態に仕上がった印象だ。

レッドアルヴィス

前走から中1週で東京遠征となる厳しい臨戦過程だが、前走後もすぐに馬場入りを再開して追い切りもきちんとこなしており、疲労残りの不安はないと見ていいだろう。今週は助手を背に坂路単走での追い切り。終い重点の微調整になったが、軽く追われたラスト200mは12.5秒としっかりと反応できていた。現在も成長段階で、まだ上積みが見込めそうだ。

その他の出走馬

ワンダーアキュートは先週、今週と意欲的な追い切りをこなして動きもまずまずだが、近走から大きく変わった印象はない。グレープブランデーは順調に追い切りを消化できているが、動き自体に大きな変化はなく、まだ復調途上。ハッピースプリントは大井競馬場のダートコースで格下馬2頭を並ぶ間もなく抜き去る好調教を見せており、現時点での力は出し切れる状態と見ていい。