G1特集 第42回 エリザベス女王杯G1特集 第42回 エリザベス女王杯

調教情報

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ヴィブロス

前走後も休みなく乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。先週は藤岡康騎手を背にWコース3頭併せて追われ、前を行く2頭を直線できっちり交わして最先着。今週はルメール騎手を背に坂路で僚馬と併せ、中間12秒台で飛ばす意欲的な内容で、ラスト200mは12.9秒と失速したものの余裕残しの手応えだった。ほぼ万全の状態に仕上がったと見てよさそうだ。

ルージュバック

前走後は放牧を挟んで10月19日に美浦へ帰厩。26日の初追い切りから今週にかけて5本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。ここ2週は助手を背にWコースで追われ、先週は単走で1000m66秒前後の好時計をマーク。今週は3頭併せの最内に入り、追い出すとスムーズに加速して前を行く2頭をきっちり交わしてゴールした。2年ぶりの京都遠征が課題だが、現時点では好仕上がりだ。

スマートレイアー

前走の10日後には軽めながらも追い切りを始め、先々週からは3週続けてきちんとした追い切りをこなしており、調整過程は順調だ。先週は武騎手を背にWコースで直線だけ併せ馬の形で、内目を回ったとはいえかなり速い時計を出して先着。今週は助手を背に坂路で僚馬を追走する形から、楽な手応えのまま併入まで持ち込んだ。高いレベルでの好状態をしっかり維持できている。

ミッキークイーン

昨年と同様、春シーズン終了後に左前脚を痛めてしまい、休み明けでの参戦になったが、10月半ばに栗東へ帰厩して以降は入念に乗り込まれており、調教量に不足はないと見ていい。今週は浜中騎手を背に坂路で格下馬を追走する形でスタート。中間地点で内から追いつき、ラストは強めに追われてきっちり先着した。時計的にも悪くないが、絶好調時に比べるとまだ一歩手前という印象だ。

ディアドラ

道悪で激走した前走から中3週で反動が心配されるが、この中間もきちんとした追い切りを3本もこなしており、疲労残りの不安もなく、調整過程は順調そのものといえる。ここ2週は助手を背に坂路単走で追われ、先週はやや内目を回ったとはいえ800m51.9秒の好時計をマーク。今週は終い重点だったが、ラスト200m12.2秒としっかりとした末脚を見せた。好調キープと見てよさそうだ。

その他の出走馬

モズカッチャンは助手を背に坂路単走の最終追いで、800m55.9秒と時計的には目立たないが、終いはノメりながらも力強い走りを披露しており、体調面は万全。リスグラシューは坂井騎手を背に坂路で併せ馬の最終追い切りで、中間地点からびっしり追われて手応えこそ劣っていたものの、ラスト400m11.9−12.2秒の好時計を出しており、前走時の好状態を維持。クイーンズリングはここ2週続けてCデムーロ騎手を背にWコース併せ馬で追われ、先週はしっかり追われてラスト200m11秒台をマークし、今週はほぼ馬なりのまま素軽い動きを見せており、休み明けの前走を叩かれて順当に良化傾向といえそうだ。