第42回 エリザベス女王杯 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
エリザベス女王杯を丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気クイーンズリングが勝利。２着に12番人気の伏兵シングウィズジョイが激走し、３着に２番人気ミッキークイーンが入った。

１）堅めの決着が多い一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.4.2.2】。11年スノーフェアリーら２勝をあげ、連対率60％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【1.2.3.4】で13年メイショウマンボが勝利し、複勝率は１番人気馬に次ぐ60％。以下、３・４番人気馬が各２勝、６・７・11番人気馬が１勝ずつ。

11番人気馬の優勝は09年に逃げ切ったクィーンスプマンテ。この年は２着にも12番人気テイエムプリキュアが入り、１番人気ブエナビスタが３着に敗れる波乱。馬連10万2030円・３連単154万5760円の高配当となった。昨年は２着に12番人気シングウィズジョイが激走したが、上位人気馬で決まるケースが目立ち、堅めの決着が多い一戦だ。

２）３歳馬・４歳馬が中心

年齢別成績は、出走数最多の４歳馬が【4.3.6.42】。昨年のクイーンズリングら最多タイの４勝をあげ、複勝率23.6％でトップ。昨年は上位３着までを独占し、近５年の３着以内馬15頭中９頭と勢いがある。３歳馬は【4.4.3.36】で13年メイショウマンボら４勝をあげ、勝率8.5％・連対率17.0％は最も高い。昨年は３着以内馬がいなかったものの、それ以前は毎年１頭は３着以内に入っていた。

また、５歳馬は【2.2.0.43】で12年レインボーダリアら２勝も、連対率・複勝率8.5％と３歳馬・４歳馬に水を開けられている。なお、６歳馬【0.1.1.12】、７歳以上【0.0.0.6】でともに勝ち星がなく、年齢が上がるにつれて連対率が下降する傾向にあった。

３）秋華賞組は前走３着以内が好成績

前走レース別成績は、秋華賞組が【3.3.3.25】。13年メイショウマンボら最多の３勝をあげ、連対率17.6％・複勝率26.5％。３歳馬の４勝のうち、10年スノーフェアリー以外の３勝はすべて前走秋華賞組だった。

昨年こそ好走馬がいなかったものの、15年までの過去９年は毎年１頭ずつ３着以内に入っていた。この中で前走秋華賞で３着以内だった馬は【2.3.2.7】と、この組の３着以内馬９頭中７頭を占めている。特に前走１着馬は【2.1.1.1】で連対率60％・複勝率80％と非常に高い。

対して、秋華賞４着以下だった馬は【1.0.1.18】。巻き返したのは前走６着だった08年１着リトルアマポーラと一昨年３着タッチングスピーチ。ともに前走上がり２位以内で、勝ち馬から０秒３しか離れていなかった。

４）古馬勢は前走牡馬混合戦組に注目

古馬勢は府中牝馬Ｓ組の出走が最も多く、Ｇ２に昇格してからは【2.1.3.32】。昨年のクイーンズリングら２勝も、連対率7.9％・複勝率15.8％とやや低い。Ｇ２となった11年以降に好走した６頭のうち、過半数の４頭は前走４着以下から巻き返していた。

府中牝馬Ｓ以外ではオールカマー組が【2.1.0.2】で好相性。14年１着ラキシス、一昨年１着マリアライト・２着ヌーヴォレコルトが連対している。また、京都大賞典組は【1.2.0.8】で、09年クィーンスプマンテが優勝。同年２着のテイエムプリキュアも該当しており、連対率・複勝率27.3％と高い。

他にも07年２着フサイチパンドラは前走エルムＳ組、同年３着スイープトウショウは前走スワンＳ組と牡馬混合重賞を使われた馬の好走が目立つ。また、12年３着のピクシープリンセス（５番人気）、13年２着のラキシス（６番人気）はともに前走芝2200ｍ以上で牡馬混合の条件戦を勝利していた。

【エリザベス女王杯過去10年】

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