第40回 エリザベス女王杯 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
エリザベス女王杯を丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気ラキシスが１番人気に推された３歳馬ヌーヴォレコルトをクビ差交わして勝利。３着には６番人気ディアデラマドレが入った。

１）近５年は平穏な決着

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.3.2.3】。11年スノーフェアリーら２勝をあげ、連対率50％・複勝率70％と高い。２番人気馬は【2.3.2.3】で、一昨年メイショウマンボら２勝。勝率・連対率・複勝率ともに１番人気に並んでいる。３番人気馬は【1.1.0.8】で、昨年のラキシスが勝利。以下、４・７番人気馬が各２勝、11番人気馬が１勝。

11番人気馬の優勝は09年に逃げ切ったクィーンスプマンテ。この年は２着にも12番人気テイエムプリキュアが入り、１番人気ブエナビスタが３着に敗れる波乱。馬連10万2030円・３連単154万5760円の高配当となった。しかし、近５年の３着以内馬はすべて７番人気以内の馬でおさまっており、馬連で3000円以内と平穏な決着が続いている。

２）秋華賞組は前走３着以内

年齢別成績は３歳馬が【5.4.2.43】で、一昨年のメイショウマンボら最多の５勝。勝率・連対率は世代別トップ。10年スノーフェアリー以外の４勝はすべて秋華賞組だった。

秋華賞組は【4.3.2.33】で、近９年は毎年１頭ずつ３着以内に入っている。この中で前走秋華賞で３着以内だった馬は【3.3.2.9】と、この組の３着以内馬９頭中８頭を占めている。昨年はヌーヴォレコルトが２着に入っており、連対率35.3％・複勝率47.1％と非常に高い。

対して、秋華賞４着以下だった馬は【1.0.0.24】。唯一１着に巻き返したのが08年リトルアマポーラ（前走６着）。ただし、着外に敗れた前走は上がり最速で、勝ち馬と０秒３差しか離れていなかった。

３）古馬勢は牡馬混合戦組に注目

古馬勢は府中牝馬Ｓ組の出走が最も多く、Ｇ３時の成績も含めて【1.2.5.58】。勝ち星は12年レインボーダリアのみで、複勝率12.1％と低い。しかし、近４年は昨年３着のディアデラマドレら続けて１頭ずつ３着以内に入っている。このうち、昨年のディアデラマドレ以外の３頭は前走府中牝馬Ｓ４着以下から巻き返している。

府中牝馬Ｓ以外では天皇賞・秋組が【1.1.1.0】と好成績だが、今年は出走予定馬がいない。京都大賞典組は【1.2.0.6】で、09年クィーンスプマンテが優勝。同年２着のテイエムプリキュアも該当しており、連対率・複勝率33.3％と高い。

他にも07年２着フサイチパンドラは前走エルムＳ、昨年優勝のラキシスは前走オールカマーと牡馬混合重賞を使われた馬が好走。また、12年３着のピクシープリンセス（５番人気）、一昨年２着のラキシス（６番人気）はともに前走芝2200ｍ以上で牡馬混合の条件戦を勝利していた。

４）前走からの斤量増減に注意

前走からの斤量増減別成績は、斤量増減なしの馬が【1.5.2.8】。05年スイープトウショウの１勝のみだが、連対率37.5％・複勝率50％と非常に高い。また、前走から斤量減の馬は【6.3.3.37】で、一昨年のメイショウマンボら過半数の６勝をあげている。昨年２着のヌーヴォレコルトら近９年で毎年１頭は３着以内に入っており、連対率18.4％・複勝率24.5％と高い。

一方、前走から斤量増の馬は【3.2.5.94】。一昨年のラキシスら３勝も、連対率4.8％・複勝率9.6％と低い。この組の３着以内馬10頭中７頭は前走で３着以内に入っていた。

【エリザベス女王杯過去10年】

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