G1特集 第84回 東京優駿(日本ダービー)G1特集 第84回 東京優駿(日本ダービー)

歴代優勝馬ピックアップ

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キャリア2戦でダービー制覇の快挙
1996年 フサイチコンコルド

歴代優勝馬ピックアップ

プリンシパルSを回避していたフサイチコンコルド。ダービー出走は叶ったが、7番人気に甘んじていた。しかし、レースではダンスインザダークをクビ差ねじ伏せ、53年ぶりとなる3戦目でのダービー制覇を飾った。

キャリアわずか2戦で7番人気

初年度産駒から皐月賞馬、日本ダービー馬、オークス馬などを送り出し、早くも大種牡馬としての礎を築いたサンデーサイレンス。2世代目もバブルガムフェローが朝日杯3歳Sを制するなど勢いは持続。1996年の第63回日本ダービーでも、その産駒が上位人気に支持される。弥生賞とプリンシパルSを連勝したダンスインザダーク、皐月賞で好勝負を演じたロイヤルタッチにイシノサンデーといった面々だ。

そこへ敢然と挑戦状を叩きつけたのがフサイチコンコルドである。

体質に難のあるフサイチコンコルドがデビューを迎えたのは、ようやく3歳1月になってからのこと。ここを勝ち上がり、続くすみれSも快勝して素質の高さを示すも、プリンシパルSは熱発で回避を余儀なくされる。なんとか日本ダービーのゲートには収まったが、わずか2戦2勝、初出走からたった5か月。そのキャリアで世代の頂点を争うのはさすがに過酷と考えられ、フサイチコンコルドは単勝オッズ27.6倍の7番人気にとどまっていた。

残り50mで捕らえてクビ差ねじ伏せる

ところがフサイチコンコルドは、一世一代の勝負根性を披露する。

直線、好位にいたダンスインザダークが満を持して抜け出す。そのまま後続を封じ込めるかと思われたが、猛然と詰め寄っていったのがフサイチコンコルド。残り50mでダンスインザダークを捕え、最後はクビ差ねじ伏せて先頭ゴールを果たすのである。

1943年のクリフジ以来、実に53年ぶりとなるデビュー3戦目での日本ダービー制覇。競馬史に残る快挙をコンコルド=音速の旅客機が成し遂げたのであった。