G1特集 第85回 東京優駿(日本ダービー)G1特集 第85回 東京優駿(日本ダービー)

調教情報

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ダノンプレミアム

皐月賞を挫跖で断念する誤算はあったが、4月下旬から1ヶ月足らずの間に8本もの追い切りをこなしており、調教量に不足はない。ここ2週は川田騎手を背にWコースで追われ、先週は長めからの3頭併せで1000m64秒前後、ラスト200mは11秒台前半の鋭い脚を披露して併入に持ち込んだ。今週は終いだけの微調整だったが、動きは良かった。デビュー以来初めてびっしり仕上げた形だが、後は実戦で折り合えるかどうかがカギになる。

ブラストワンピース

前走後は放牧を挟んで5月3日に美浦へ帰厩。6日に坂路で軽めの時計を出してから、今週にかけて6本の追い切りをこなしており、調整過程は順調と見ていい。ここ2週は池添騎手を背にWコースで同じ馬と併せ、先週は1000m65秒前後、ラスト200m12秒台半ばの好時計で先着。最終追いは近2走と同じく800mからの追い切りだったが、しっかり攻めて先着した。仕上がりは万全だ。

ワグネリアン

前走後も順調に乗り込まれ、坂路での軽め追いを含めるとこの中間は10本近い追い切りをこなしており、意欲的な調整過程といえる。先週は藤岡康騎手を背にWコースで長めから2頭を追走する形からきっちり最先着。1200m77秒台、ラスト200m11秒台という猛稽古だった。今週は助手を背に坂路単走で、終いだけの微調整で終えた。軽めの調整だった前走より確実に良化している。

キタノコマンドール

前走後は放牧を挟んで5月1日に栗東へ帰厩。3日から今週にかけて6本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。ここ2週は助手を背に追われ、先週はWコースで2頭を追走して追いつけなかったが、自身もラスト200m11秒台半ばで走れており全く問題なし。今週は坂路単走で終い重点だったが、しっかりと動けていた。現時点での実力をきっちり出し切れる状態だ。

エポカドーロ

前走後は放牧を挟んで5月2日に栗東へ帰厩。強めの追い切りこそないが、本数自体は6本とそれなりにやれており、この馬としては問題のない調整過程だろう。今週は岡田騎手を背にWコースで僚馬を追走し、1200mからラスト200mは15秒前後のラップを刻んで、最後の200mもほぼ馬なりのまま13秒前後で微差先着とごく軽めの内容で終えた。前走時の状態は維持していると見てよさそうだ。

ステルヴィオ

前走後は放牧を挟んで5月11日に美浦へ帰厩。13日には坂路で800m57.6秒を出し、その後も今週にかけて5本の追い切りをこなしており、調整過程は順調だ。ここ2週はWコースで僚馬と併せ、先週はルメール騎手を背にゴール前で軽く仕掛けられると、併走馬をスッと突き放す反応の良さを見せた。今週は助手を背に終い重点で、ラスト200mできっちり交わして先着した。実力を出し切れる仕上がりだ。

ジェネラーレウーノ

前走後は放牧を挟んで5月8日に美浦へ帰厩。11日から今週にかけて3週連続のWコース追いに加え、20日にも坂路で時計を出しており、調教量は十分だ。ここ2週は併せ馬で、先週は田辺騎手を背にオープン馬を追走し、追い出されると並ぶ間もなく交わす鋭い末脚を披露。1000m65秒前後と全体時計も優秀だった。今週は格下馬相手だったが、一杯に追われる相手を尻目に楽々先着。仕上がりは万全だ。

ゴーフォザサミット

前走後は自厩舎でしっかり疲れを取り、8日から坂路入りを再開。強めの追い切りこそないが、ほぼ毎日のように軽めをじっくり乗り込まれており、調整過程に問題はない。今週は蛯名騎手を背にWコースで2頭を追走する形から、直線に向いて抑えきれない手応えで内から並びかけると、余裕十分の手応えで併入した。前走時の状態をしっかり維持できている。

その他の出走馬

グレイルはここ2週、岩田騎手を背にWコースで追われ、先週は長めからの併せ馬を消化。今週は単走だったが、折り合ってラストはしっかり伸びており、状態面は文句なし。ステイフーリッシュは中2週で東京遠征を控えているが、横山典騎手を背に坂路で併せ馬。動きは問題なかったが、ややテンションが高い点は気がかり。サンリヴァルは1週前は前走時と同様の内容と動き。今週はやや軽めになったが、終いの反応は鋭く、好調キープと見てよさそうだ。