第85回 東京優駿（日本ダービー） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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福永祐一、ワグネリアンで悲願のダービー制覇！

第85回日本ダービーは福永祐一騎手騎乗の５番人気ワグネリアンが、先団外目の追走から最後の直線での叩き合いを制して優勝。平成最後のダービー馬に輝いた。勝ち時計は2分23秒6（良）。鞍上の福永騎手は、19度目の挑戦にして悲願のダービー初制覇となった。本馬を管理する友道康夫調教師は16年のマカヒキに続き、このレース２勝目となった。

２着は半馬身差で戸崎圭太騎手騎乗の４番人気エポカドーロ。３着はクビ差で石橋脩騎手騎乗の16番人気コズミックフォース。なお、１番人気に支持されたダノンプレミアムは６着に敗れた。

レース展開・総括

エポカドーロがハナへ行く

スタートは全馬まずまずの出だし。12番エポカドーロが押し出されるように前へ。２番手に16番ジェネラーレウーノが取り付いて１コーナーへ。内には１番ダノンプレミアム。１馬身差の４番手に７番コズミックフォース。その後ろは内に３番テーオーエナジー、外に17番ワグネリアン。やや中に入り、後ろから８番ブラストワンピースがつけて先団を形成。１馬身半差で６番ゴーフォザサミット、18番サンリヴァル。２馬身差の中団に２番タイムフライヤーと10番ステイフーリッシュ。その後ろから９番オウケンムーン、11番ジャンダルム。１馬身差の後方にかけて13番グレイル、５番キタノコマンドール、15番ステルヴィオ。３馬身ほど切れて４番アドマイヤアルバという隊列となった。

前半1000m通過は60秒8でややゆったりとした流れ。エポカドーロが２馬身ほどのリードを取って引っ張った。ジェネラーレウーノ、ダノンプレミアムが続き、その後ろも差がなくブラストワンピースが４番手へ。その外でワグネリアンは折り合っていた。

粘る皐月賞馬をゴール手前でとらえた

先団の隊列はほぼ変わらないまま４コーナーを回り、最後の直線へ。一斉の追い出しとなったが、ブラストワンピースの反応がやや遅く、その隙にワグネリアンが同馬の前に出た。残り400mを過ぎてエポカドーロのリードはほぼなくなったが、しぶとく内ラチ沿いから伸びる。並んできたのはコズミックフォース、そして外からワグネリアンが接近。ダノンプレミアムは内でやや包まれ、残り200mあたりから反応がやや鈍った。

二の脚をつかってエポカドーロがまた１馬身のリード。懸命に食い下がるコズミックフォースに、ワグネリアンはジリジリと前との差を詰める。ゴール手前でエポカドーロを差し切り、見事に優勝を果たした。

福永祐一騎手が好判断で悲願達成

８枠を引かされたワグネリアンだったが、スタートしてすぐに出して行き好位を取りに行った。鞍上の福永祐一騎手のこの判断が功を奏したと言えよう。ペースもあまり上がらなかったし、後ろから進んでいたら勝機は全くなかったことだろう。馬も東京コースに戻り、本来の力を発揮することができた。

エポカドーロはマイペースに持ち込み、最後は二枚腰の粘り。皐月賞は展開や馬場に恵まれた感もあったが、それだけではない地力を見せた。コズミックフォースは16番人気ながら激走。ポジションとペースが完璧にかみ合った感じだが、あわや勝利かと思わせる大健闘だった。

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