第85回 東京優駿（日本ダービー） 血統分析｜G�T特集

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母父・母系のマイル適性が高いダノンプレミアムが最有力！

1）ＳＳ系人気サイドvsミスタープロスペクター系

過去10年で７勝、掲示板を独占したこともあるサンデーサイレンス（ＳＳ）系が最大勢力。ただし馬券に絡んだ20頭のうち13頭が１〜３番人気、６番人気以下だと０勝・２着１回・３着３回なので人気薄なら割り引きたい。ＳＳ系を勝率で上回るミスタープロスペクター系も、もちろん有力だ。

◎プラス評価……父ＳＳ系で１〜３番人気
　◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…父が上記２系統以外／父ＳＳ系の人気薄

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）種牡馬は長距離適性・仕上がり・安定感がカギ

勝ち馬の父の勝ち鞍や生涯成績を見てみよう。早期引退のアグネスタキオン（皐月賞／４戦４勝）とKing's Best（英2000ギニー／６戦３勝）を除き、ネオユニヴァース（皐月賞・日本ダービー／13戦７勝）、ステイゴールド（香港ヴァーズ／50戦７勝）、ディープインパクト（クラシック三冠／14戦12勝）、ハーツクライ（有馬記念、ドバイシーマクラシック／19戦５勝）、キングカメハメハ（ＮＨＫマイルＣ、日本ダービー／８戦７勝）は2400ｍ以上のＧ１勝ち馬。またステイゴールド以外はダービー前に重賞を勝っている。ステイゴールドとハーツクライは生涯勝率５割以上だ。これらの条件を満たす種牡馬を重視したい。

◎プラス評価……2400ｍ以上のＧ１勝利／ダービー前に重賞勝利／生涯勝率５割以上

3）母父成績は各系統互角

母父の系統別成績は、10年間未勝利のミスタープロスペクター系を除けばほぼ互角、幅広い血統から勝ち馬が出ている。

●マイナス評価…母父ミスタープロスペクター系

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4）母父・母系にはマイル適性が必要

勝ち馬の母父は、ほとんどがマイル（前後の）重賞で活躍した馬だ。該当しないのはメジロマックイーン、サンデーサイレンス、シンボリクリスエスだが、オルフェーヴルの兄ドリームジャーニーは朝日杯勝ち馬、ドゥラメンテの母アドマイヤグルーヴと祖母エアグルーヴはマイル重賞勝ち馬、レイデオロの母ラドラーダはマイル戦３勝。いずれも母系からはマイルで通用するスピードを受け継いでいるといえる。

◎プラス評価……母父がマイル重賞勝ち馬
　○プラス評価……母、祖母、兄姉がマイル重賞勝ち馬

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結論

種牡馬に求められるのは2400ｍ以上のＧ１勝ち、ダービー前に重賞勝利、生涯勝率５割以上の３要素。これらを満たすＳＳ系種牡馬の子（ただし人気サイド）、またはミスタープロスペクター系種牡馬の子が本命候補だ。母父や母系のマイル適性も重要となる。

ダノンプレミアムは父がディープインパクト、母父Intikhab（その他のヘイリトゥリーズン系）はマイル重賞勝ち馬、母インディアナギャルもマイル戦で勝利。３番人気以内に推されれば、皐月賞をアクシデントで回避したハンデを乗り越えて勝てる。

父ハーツクライ×母父Storm Catのゴーフォザサミットは、人気になればなるほど有望。穴なら父キングカメハメハ、母は阪神ＪＦ３着馬ミクロコスモスというコズミックフォース。

エポカドーロ、キタノコマンドール、ステイフーリッシュ、ブラストワンピース、ワグネリアンは母父ミスタープロスペクター系、ジェネラーレウーノは父がＳＳ系以外のヘイリトゥリーズン系、ステルヴィオは父ロードカナロアに2400ｍ以上の実績がなく、いずれも不安だ。

【ダノンプレミアムの血統表】

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