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前走時と同様に中3週での東京遠征でレースの5日後に坂路入り再開という過程は同じだが、坂路800mで60秒を切る調教が前走時2本、今回は4本と追い切り内容を強化しており、意欲的な調整過程といえる。今週はM.デムーロ騎手を背に坂路でオープン馬とラスト200mまでびっしり併走。そこから追い出されるときっちり突き放してゴールした。動きも問題なく、状態面は万全だ。
前走後は放牧を挟んで5月4日に美浦へ帰厩。牧場での乗り込みに加え、先週2本、今週2本とトレセンでも4本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。今週はルメール騎手を背にWコースで僚馬2頭を追いかける形でスタート。4角で内から2頭の後ろに追いつき、終い軽く追われると1馬身程あった差をきっちり埋めてゴールした。実力を出し切れる好仕上がりだ。
前走後は放牧には出さず自厩舎での調整になったが、2週間ほど軽めの調教をこなして5月上旬から徐々に追い切りを強化しており、調整過程は順調と見ていい。今週は松山騎手を背にWコースで僚馬を追走してスタート。4角で内から並びかけてラスト300mから強めに追われ、ラスト200m11秒台半ばの鋭い脚を見せてきっちり先着した。高いレベルでの好状態を維持できている。
前走後は2週間ほどの放牧を挟んだが、5月3日から軽めのものを含めて追い切り10本、11日からは3週続けてWコースで併せ馬をこなしており、調教量は十分だ。先週は四位騎手を背に僚馬を1秒追いかけて先着し、1000m64秒台と速い時計をマーク。今週は助手を背に軽めの内容だったが、最後も強く追われることなくオープン馬に楽々先着した。自身の力は出し切れる状態だ。
前走から2ヶ月以上間隔が開いたが、4月中旬から約1ヶ月半にわたって入念に乗り込まれており、調教量に不足はない。ここ2週は川田騎手を背にWコースで僚馬と併せ、先週は1000m66秒台、ラスト200m11秒台の好時計で追走先着。今週は800m追いだったが、ラストは軽く追われた程度で11秒台をマークして併走馬に大きく先着した。気性面に課題は残るが、体調面は万全と見ていい。
前走時と同様に今回も放牧には出さず自厩舎に残っての調整になったが、速い追い切りは5月14日まで約1ヶ月出しておらず、全体的な追い切り内容はやや軽めの印象だ。今週は水口騎手を背にWコースで格下馬を大きく追走する形から、直線も一杯に追われる相手を尻目に楽な手応えのまま抜き去った。上積みこそ感じられないが、前走時の状態は維持できている。
前走後は放牧を挟んで5月6日に栗東へ帰厩。11日には早くも坂路800m52.5秒の速い時計を出せた様に、牧場での乗り込みを考慮すると調教量は十分だ。ここ2週は武騎手を背に坂路で僚馬と併せ、先週は遅れはしたものの800m51.7秒と強めの内容を消化。今週はアメリカズカップと併せ、馬なりのまま先着した。前走時とほぼ変わりない状態と見てよさそうだ。
前走後は自厩舎でしっかり疲れを取った後、4月末から徐々に調教を強化。5月10日からは3週続けて追い切られており、調整過程は順調と見ていい。前走までの追い切りはすべて坂路だったが、今回は2週続けてWコース追い。今週は助手を背に追走先着したものの、相手も未勝利馬で動き自体は地味だった。ただ調教駆けしないタイプでもあり、状態面は前走時とほぼ変わりない。
ダイワキャグニーは激走後の中2週ということもあり、今週は坂路で併せて800m53.4秒と軽めの追い切りになったが、首を右に向けながらやや左にヨレる走りで、やや難しい面を見せていたのは気がかり。クリンチャーは藤岡佑騎手を背に先週Wコース、今週坂路で単走ながらしっかり追われており、動きもこの馬としては悪くなく、好調子を維持。ベストアプローチは今週Wコースで岩田騎手を背に僚馬を1秒以上追走する形から、ゴールでは1秒近く先着。1000m64秒前後、ラスト200m12秒前後と時計も優秀で、前走からの上積みが見込める状態だ。