第82回 東京優駿（日本ダービー） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
東京優駿（日本ダービー）を丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気ワンアンドオンリーが勝利。１番人気イスラボニータは惜しくも２着に敗れた。３着には12番人気マイネルフロストが激走。今年も伏兵馬の好走はあるか？

１）毎年７番人気以下の伏兵が好走

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.1.1.3】。一昨年のキズナら最多の５勝をあげ、連対率60％・複勝率70％と高い。一方、２番人気馬は【1.1.0.8】で09年ロジユニヴァースの１勝のみ。連対率・複勝率も20％と低い。３番人気馬が【3.1.0.6】で昨年のワンアンドオンリーら３勝。近３年は続けて連対を果たしている。これら３番人気馬までに９勝と上位人気馬が勝ち切る傾向が強い。

他の１勝は10年７番人気で制したエイシンフラッシュ。この年は２着に５番人気ローズキングダムが入り、馬連万馬券となった。２着馬・３着馬は下位人気まで幅広く分布しており、毎年１頭は７番人気以下の伏兵が３着以内に入っている。昨年は３着に12番人気マイネルフロストが激走。馬連は堅かったが、３連単では10万3300円の高配当となった。

２）皐月賞組は芝中距離の重賞実績が必須

前走レース別成績は、出走数が抜けて多い皐月賞組が【7.5.5.60】。昨年のワンアンドオンリーらダントツの７勝をあげており、出走数10頭以上の組では勝率・連対率・複勝率いずれもトップだ。昨年は１・２着馬が該当しており、毎年１頭は３着以内に入っている。

この組は芝中距離の重賞実績をチェック。３着以内に入った17頭のうち、過去に芝1800ｍ〜2000ｍの重賞を勝利した経験がある馬が15頭と大半を占める。残る２頭も同距離の重賞での連対経験があった。

３）青葉賞組は２走前に注目

NHKマイルＣ組は【1.1.1.24】で、08年ディープスカイが勝利。ただし、09年以降は15頭が出走して、１頭も３着以内に入っていない。この組は重賞実績と２走前に注目。３着以内馬３頭はすべて芝1800ｍ〜2000ｍ重賞での連対経験があり、２走前は皐月賞か毎日杯のどちらかだった。

青葉賞組は【0.3.2.22】で未勝利だが、複勝率は皐月賞組の22.1％に迫る18.5％。昨年３着のマイネルフロストをはじめ、近４年は毎年１頭ずつ３着以内に入っている。この組の３着以内馬５頭中３頭は前走青葉賞を勝利。一昨年のアポロソニックは前走の青葉賞でタイム差なしの２着だった。例外は昨年のマイネルフロスト。前走青葉賞は６着に敗れていたが、２走前に毎日杯を勝利。この組の３着以内馬５頭中４頭は２走前に弥生賞か毎日杯を使われていた。

４）京都新聞杯組は上がり２位以内で勝利

他では京都新聞杯組が【1.1.1.21】で、一昨年のキズナが優勝。この組の３着以内馬３頭はすべて前走の京都新聞杯を勝利。その前走で上がり２位以内をマークしていた。

最後にプリンシパルＳ組は【0.0.1.14】。唯一３着に好走したのは09年アントニオバローズ。同馬はデビューから３戦目のシンザン記念で重賞勝ちをおさめていた。

【東京優駿（日本ダービー）過去10年】

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