G1特集 第62回 有馬記念G1特集 第62回 有馬記念

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キタサンブラック

昨年と同じくジャパンCの約2週間後に時計を出し始め、この中間はすべて黒岩騎手を背にWコースで4本の追い切りという調整内容も昨年と全く同じで、順調さがうかがえる。ここ2週は格下馬と併せ、先週は1200m78秒台の猛稽古を消化。今週は1000m70秒前後とごく軽めだったが、終いの素軽さは目についた。今秋3戦目だが、近2走の好状態をきちんと維持できている。

スワーヴリチャード

前走後は放牧を挟んで11月21日に栗東へ帰厩。26日の坂路追いから今週にかけて、軽めのものを含めると10本の追い切りをこなしており、意欲的な調整過程といえる。ここ2週はM.デムーロ騎手を背にWコース併せ馬で、先週は1000m63秒前後の好時計で先着。今週も1000m64秒台、ラスト200m12秒前後をほぼ馬なりでマークする好調教を見せた。状態面は万全と見てよさそうだ。

シュヴァルグラン

昨年と同じくジャパンCから中3週ながら、今年は追い切り本数を増やしており、11月に2戦していた昨年よりは順調と見て間違いない。ここ2週は助手を背に併せ馬で、先週はWコース3頭併せで併走相手よりかなり内を回って遅れたが、時計的には十分な走り。今週は坂路で終い重点だったが、格下相手とはいえ大きく先着した。高いレベルでの好状態を維持できている。

サトノクラウン

前走に続いての中3週で、中間の追い切りは1本減ったが、中3週で連戦するのは初めてでもあり、この点は問題ないと見ていい。ここ2週は助手を背にPコースでオープン馬と併せ、先週は馬なりの相手を尻目に、激しく追われて馬体を並べるのが精一杯という平凡な動き。今週は同じ相手にほぼ馬なりで併入できたが、時計的には物足りない。まだ完調手前という印象だ。

ミッキークイーン

エ女王杯から中5週という臨戦過程は昨年と同じだが、12月半ばに栗東へ帰厩した昨年とは違い、今年は12月上旬に帰厩しており、順調さという点では今年の方が上と見ていいだろう。今週は浜中騎手を背に、坂路で格下馬を追走してスタート。道中徐々に差を詰め、終い軽く気合をつけられて併入した。800m52.5秒、ラスト200m11.9秒という時計は優秀で、昨年以上の仕上がりだ。

ヤマカツエース

前走後もきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週は池添騎手を背にWコース単走追いで、先週は長めから外目を回って1000m64秒台を出すハードな内容を消化。今週も長めからだったが、ラスト600mからペースアップ。直線に向いても目一杯という感じではなかったが、ラスト200m11秒台半ばの鋭い末脚を見せた。叩き良化型で、近2走より確実に上向いている。

レインボーライン

前走後はごく短期の放牧を挟んで12月12日に栗東へ帰厩。レース前週の木曜に軽め、レース1週間前の日曜に強め、レース週の水曜に軽めで坂路計3本という追い切り内容は前走時と全く同様で、順調な調整過程といえる。今週は助手騎乗だったが、800m60.5秒と全体時計はいつも以上に遅め。最終追いが坂路のケースに限ると、800m60秒以上を要したのは今回が初めてで、上積みは見込みにくい。

シャケトラ

前走後はすぐにプール調教を始め、レースの5日後には坂路入りも再開して入念に乗り込まれており、調整過程は極めて順調だ。ここ2週は福永騎手を背に追われ、先週はWコース併せ馬でオープン馬に先着。今週はデビュー以来初めてとなる坂路での実質的な最終追いで、単走とはいえ終いは一杯に追われてラスト200m12.0秒をマークした。惨敗続きだが、状態面に問題はない。

その他の出走馬

ルージュバックは放牧から12月9日に美浦へ帰厩し、13日、16日、20日と3本の追い切りを消化できており、動きも良く実力を発揮できる好仕上がり。サクラアンプルールは先週の坂路で楽な手応えのまま好時計をマーク。今週は時計のかかる時間帯だったが、動きは悪くなく、状態面に不安なし。クイーンズリングは在厩調整にしては追い切り本数が少なめだが、動き自体は素軽さがあって体調面に問題はなさそうだ。