第62回 有馬記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
有馬記念を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気に推されたサトノダイヤモンドが差し切り勝ち。２着に２番人気キタサンブラック、３着に３番人気ゴールドアクターと人気順どおりの堅い決着となった。

１）順当か波乱か、両極端の結果に

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.2.1.2】。昨年のサトノダイヤモンドら最多の５勝をあげ、連対率70％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【2.1.2.5】で、10年ヴィクトワールピサら２勝。一方、３番人気馬は【0.0.1.9】で、３着１回のみと不振傾向にある。以下、４・８・９番人気馬が１勝ずつ。９番人気馬は07年にマツリダゴッホが勝利している。

２・３着馬は下位人気まで幅広く分布している。13年と昨年を除いて、８番人気以下の伏兵が１頭は３着以内に激走している。馬連での万馬券は07年・08年・14年の３回。昨年のように上位人気で堅く決まる年もあれば、14番人気アドマイヤモナークが２着に激走して大波乱となった08年のような年もある。順当か波乱か、両極端な結果となっている。

２）３・４歳馬が中心、６歳馬は不振

年齢別成績は、３歳馬が【4.3.2.23】。昨年のサトノダイヤモンドら最多の４勝をあげ、勝率12.5％・連対率21.9％・複勝率28.1％はいずれも世代別トップだ。３着以内馬９頭中８頭は牡牝クラシックで連対を果たしていた。４歳馬は【3.5.2.31】で、一昨年のゴールドアクターら３勝。連対率19.5％・複勝率24.4％は３歳馬に次いで高い。昨年はキタサンブラックが２着に入っている。これら３歳馬・４歳馬が好成績をあげている。

また、５歳馬は【3.1.3.34】で14年ジェンティルドンナら３勝をあげ、連対率9.8％・複勝率17.1％。６歳馬は【0.0.1.20】で、好走したのは07年３着ダイワメジャーのみと不振傾向にある。なお、７歳以上の馬は【0.1.2.15】で勝ち星こそないが、複勝率16.7％。３着以内に入った09年３着エアシェイディ（当時８歳）ら３頭はいずれも10番人気以下の人気薄だった。

３）ＪＣ組は休み明け３戦目の馬に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多いジャパンカップ組が【2.5.5.51】。14年ジェンティルドンナら２勝で、連対率11.1％・複勝率19.0％。昨年は２・３着が該当しており、07年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。

前走ジャパンＣ組は今回の有馬記念が休み明け何戦目かに注目。休み明け３戦目の馬が【1.4.4.23】で、連対率15.6％・複勝率28.1％。近７年で毎年１頭は３着以内に入っており、この組の３着以内馬12頭中９頭を占めている。これら９頭中８頭は前走ジャパンＣで５番人気以内に支持されていた。また、休み明け４戦目の馬は【1.1.1.17】で、10年ヴィクトワールピサが勝利している。なお、休み明け２戦目【0.0.0.6】、５戦以上【0.0.0.5】の馬はそれぞれ苦戦傾向にある。

４）内枠優勢、馬番15・16番は不振

枠順別成績は、内目の１〜４枠に入った馬が５勝、外目の５〜８枠に入った馬が５勝と互角。ただし、２着が内目８回、外目２回とかなり異なる。内目の１〜４枠はのべ【5.8.4.57】で勝率6.8％・連対率17.6％・複勝率23.0％に対して、外目の５〜８枠は【5.2.6.66】で勝率6.3％・連対率8.9％・複勝率16.5％。内枠優勢の傾向が出ている。

また、馬番別では６番の馬が【1.2.2.4】で13年オルフェーヴルが勝利し、連対率33.3％・複勝率55.6％でトップ。３着以内馬５頭４頭は９番人気以下の人気薄だった。なお、外の15番・16番の馬はともに【0.0.0.8】でともに不振傾向にある。

【有馬記念過去10年】

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