第62回 有馬記念 血統分析｜G�T特集

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父、母系ともに優秀なミッキークイーンに期待！

1）サンデーサイレンス系の優位が続く

過去10年間でサンデーサイレンス系が９勝。１〜３着独占が３回、ワン・ツー・フィニッシュが３回ある。１番人気に限れば５勝・２着２回で勝率55.6％・連対率77.8％と安定感たっぷりだ。出走数そのものが多いとはいえ、この系統が優位であることは間違いない。

◎プラス評価……父がサンデーサイレンス系
　○プラス評価……父がその他のヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…父がミスタープロスペクター系／ノーザンダンサー系／ナスルーラ系

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父は非主流血脈が狙い目か

母の父の系統別成績では「その他の系統」に注目。母父メジロマックイーン（マイバブ系）のドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップが計４勝をあげ、母父キョウワアリシバ（レイズアネイティヴ系）のゴールドアクターが一昨年優勝、母父Platini（ズルムー系）のエイシンフラッシュも２着に来た。

ノーザンダンサー系も安定感あり。サンデーサイレンス系〜ヘイルトゥリーズン系は父として強いぶん、母父としての成績を落とすのは仕方のないところだろう。

◎プラス評価……母父が「その他の系統」
　○プラス評価……母父がノーザンダンサー系
　●マイナス評価…母父がサンデーサイレンス系〜ヘイルトゥリーズン系

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3）2400ｍ型の父×欧州マイル型の母父

勝ち馬の父は、ステイゴールド、ネオユニヴァース、ディープインパクト、スクリーンヒーローと芝2400ｍで実績を残した馬がズラリ。いっぽう母父は、「その他の系統」のメジロマックイーンはバリバリのステイヤー、キョウワアリシバ（朝日チャレンジＣ３着）は中距離タイプだが、それ以外はBel Bolide（英2000ギニー３着）、ノーザンテースト（フォレ賞１着）、Machiavellian（サラマンドル賞１着）、Bertolini（スプリントＣ２着）、Orpen（愛2000ギニー３着）と欧州の芝マイル路線で好走した馬が目立つ。

◎プラス評価……父が芝2400ｍのＧＩ勝ち馬
　◎プラス評価……母父が欧州の芝マイル路線で好走

4）母の成績も重要となる

勝ち馬は母も優秀。ゴールドアクターのみ母系の実績は劣るが、原則として母自身や子が重賞で勝ち負けできる力を持っていなければならない。

◎プラス評価……母が重賞勝ち馬
　○プラス評価……兄や姉に活躍馬がいる

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結論

◎を打つべきは、父が芝2400ｍのＧ１勝ち鞍を持つサンデーサイレンス系×母父は「その他の系統」またはノーザンダンサー系（欧州の芝マイル路線で好走した馬）という配合で、母の現役成績・繁殖成績が優秀ならさらに推せる。

ミッキークイーンは父ディープインパクト×母ミュージカルウェイ（Ｇ２勝ち馬／産駒にトーセンマタコイヤ）×母父Gold Away（ノーザンダンサー系／仏マイルＧ３勝ち馬）で、好走条件にほぼ合致。父ハーツクライ×母ハルーワスウィート（1000万勝ち／産駒にヴィルシーナ）×母父Machiavellianのシュヴァルグランも好走可能性がある。

キタサンブラックは父ブラックタイドが芝2400ｍＧ１実績に欠け、サトノクラウンは父がノーザンダンサー系Marjuという点が気がかりだ。

【ミッキークイーンの血統表の血統表】

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