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夏休みの放牧から9月16日に栗東へ帰厩。2日後の18日には早くも追い切りを始め、今週にかけてすべてWコースで9本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。今週は黒岩騎手を背に、2歳未出走馬を追走する形から徐々に差を詰め、ラスト100mは軽く追われて併入した。ただラスト200mは13秒前後を要しており、動きは今一つ。調教からは判断し難い馬だが、今回は完調手前に映る。
夏休みの放牧から9月27日に美浦へ帰厩。翌日から坂路入りを再開してきちんと乗り込まれており、調教量に問題はないと見ていい。ここ2週は助手を背にWコースで追われ、先週は併せ馬でびっしり追われるも、馬なりのオープン馬相手にやっとの併入。今週は単走で終いはしっかり追われ、先週よりは動きも良くなった。ただ、まだ良化の余地を残している印象だ。
デビュー以来初めてとなる中2週での出走に加え、再度の東京遠征ということもあり、中間の追い切りは先週の金曜にごく軽めを1本と最終追いの2本だけ。今週は坂井騎手を背に、坂路で僚馬を追走してスタート。終い追い出されると、並ぶ間もなく交わす鋭い末脚で楽々先着した。800m52.4秒、ラスト200m12.2秒という時計も優秀で、前走時の好状態をしっかり維持できている。
中2週で東京連戦という臨戦過程は今回で4度目で慣れたもの。過去3回とほぼ同様の追い切り内容を消化しており、調整過程は極めて順調だ。今週は川田騎手を背に、Wコースで格下馬を追走してスタート。4角で直後まで追いつき、ラスト200手前から追われると瞬時に反応して一気に内から交わし、差を広げてゴールした。高いレベルでの好状態を落とさずに維持できている。
前走から1か月以内の間隔で出走するのはデビュー以来初めてだが、前走の5日後には坂路入りを再開し、10日後には追い切りをやれており、この点は不安視しなくてもいいだろう。今週はルメール騎手を背に、Wコースで僚馬と併せ、ラスト200mから追い出されると徐々に差を広げてゴール過ぎには約3馬身ほど先着していた。時計も速く、状態面は万全と見てよさそうだ。
前走の5日後には坂路入りを再開して順調に乗り込まれており、中2週と詰めて出走する反動は心配ないと見ていいだろう。今週は田辺騎手を背に、Wコースで格下馬を追走してスタート。直線に向いて内から並びかけ、ラスト200過ぎからも馬なりのままぴったり馬体を並べてゴールした。休み明けだった前走時より若干素軽さも出てきた印象で、順当に上向き傾向だろう。
前走後は自厩舎でしっかり疲れを取った後、10月に入ってから調教を徐々に強化。中間の追い切りは3本のみと少ないが、太目感もなく調教量自体は問題ない範囲と見ていい。今週は鮫島良騎手を背に、芝コース単走の最終追い。水分を含み、蹄跡が残る荒れた馬場でスピード感はなかったが、ノメることなくしっかり走れていた。前走から大きな上積みは感じられないが、力は出せる状態だ。
8月の札幌記念を爪の不安で回避し、放牧を挟んで9月29日に美浦へ帰厩。翌日には坂路入りを再開し、10月に入ってからは8本の追い切りをこなしており、調教量は十分といえる。今週は助手を背に、Wコースで2歳未出走馬と併せ馬。直線で半馬身差を詰めきれずにゴールしたが、手応えには余裕があって無理に抜く気はなかった様子。実力を出し切れる状態に仕上がっている。
ヤマカツエースは9月中旬から今週にかけて、軽めのものを含めると12本もの追い切りを消化。今週はWコースで終い重点の微調整だったが、素軽い動きを見せており、本質的には叩き良化タイプも休み明けとしては文句のない仕上がり。マカヒキは芝コース単走追いで、軽快な動きを披露。ただ中間の追い切りが全体的に軽く、大きな上積みは疑問。シャケトラは芝コース3頭併せで追われたが、内容的にはごく軽め。先週の動きも悪くないが、中間に速い追い切りが少ない点が気がかりだ。