第156回 天皇賞（秋） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（秋）を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気に推されたモーリスが快勝。２着に７番人気リアルスティール、３着に６番人気ステファノスが入った。

１）１番人気馬の安定感が目立つ

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.2.2.1】。昨年のモーリスら最多の５勝をあげており、連対率70％・複勝率90％と高い。唯一馬券圏外だった11年ブエナビスタも４着で、１番人気馬の安定感が目立っている。２番人気馬は【0.3.2.5】で勝ち星がないものの、複勝率50％と１番人気馬に次いで高い。以下、５番人気馬が14年スピルバーグら４勝と一発があり、７番人気馬が１勝。２・３着馬もほぼ７番人気以内におさまっており、８番人気以下の好走は一昨年２着のステファノス（10番人気）のみとなっている。

上位人気馬で決まることが多く、馬連での万馬券は５番人気カンパニーが勝利した09年の１回のみ。ただし、３連単10万円以上の配当は４回と３着以内馬の組み合わせによっては高配当となることもある。

２）４歳馬・５歳馬が中心

年齢別成績は、出走数が最も多い５歳馬が【5.2.4.35】。昨年のモーリスら最多の５勝をあげ、連対率15.2％・複勝率23.9％。昨年は１・３着馬が該当している。連対率・複勝率でこれを上回るのが４歳馬で【4.6.2.30】。13年ジャスタウェイら４勝をあげており、連対率23.8％・複勝率28.6％。これら４歳馬・５歳馬で大半の９勝をあげている。

また、３歳馬は【0.2.2.9】で勝ち星こそないものの、複勝率30.8％と高い。３着以内に好走した４頭はいずれも上位４番人気以内に支持されていた。なお、６歳馬は【0.0.2.29】で連対馬が出ておらず、７歳馬は【1.0.0.40】で09年１着カンパニー（当時８歳）しか好走馬が出ていない。

ちなみに、牝馬は【2.3.1.6】で08年ウオッカ、10年ブエナビスタが勝利し、連対率41.7％・複勝率50.0％と高い。ただし、３着以内に入った６頭はいずれも天皇賞で２番人気以内に支持されており、過去に３歳クラシックで勝利した経験があった。

３）毎日王冠組は芝1600〜2000ｍ重賞勝利実績に注目

前走レース別成績は、出走数最多の毎日王冠組が【5.4.4.46】。14年スピルバーグら最多の５勝をあげ、連対率15.3％・複勝率22.0％。昨年は３着ステファノスが該当しており、毎年１頭は３着以内に入っている。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【1.1.1.5】。09年カンパニーが勝利し、連対率25.0％・複勝率37.5％。前走２着馬は【2.1.1.4】で13年ジャスタウェイら２勝で、連対率37.5％・複勝率50.0％と優秀だ。また、この組の３着以内馬13頭中10頭は過去に芝1600〜2000ｍ重賞での勝利経験があった。

なお、同じく前哨戦の京都大賞典組は【1.0.0.15】で、好走したのは一昨年優勝のラブリーデイのみ。同馬は前走の京都大賞典で勝利をおさめていた。

４）宝塚記念組は前走３着以内馬が好成績

宝塚記念組は【2.3.1.14】で10年ブエナビスタら２勝をあげ、連対率25.0％・複勝率30.0％。この組は前走３着以内だった馬が【2.1.1.4】で連対率37.5％・複勝率50.0％と好成績を示している。また、３着以内馬６頭はいずれも過去にＧ１（海外含む）で勝利した経験があった。

他では札幌記念組が【2.0.1.11】で昨年のモーリスら２勝。３着以内に好走した３頭はいずれも前走で連対を果たしていた。なお、オールカマー組は【0.0.0.27】で苦戦傾向。前走Ｇ３組も【0.0.1.10】で、連対馬が出ていない。

【天皇賞（秋）過去10年】

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