第154回 天皇賞（秋） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
天皇賞（秋）を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気に推されたラブリーデイが勝利。２着には10番人気ステファノス、３着には６番人気イスラボニータと伏兵が激走した。

１）３着以内馬はほぼ７番人気以内

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【4.2.2.2】。昨年のラブリーデイら４勝をあげ、連対率60％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【0.3.3.4】で未勝利ながら、複勝率60％と１番人気馬に次いで高い。対して、３番人気馬は【0.0.2.8】で連対馬がおらず、複勝率も20％と低調だ。以下、５番人気馬が一昨年のスピルバーグら４勝と一発があり、４・７番人気馬が１勝ずつ。２・３着馬もほぼ７番人気以内におさまっており、８番人気以下の好走は昨年10番人気で２着ステファノスのみとなっている。

上位人気馬が決まることが多く、馬連での万馬券は５番人気カンパニーが勝利した09年の１回のみ。ただし、３連単10万円以上の配当は４回と３着以内馬の組み合わせによっては高配当となることもある。

２）４歳馬・５歳馬が中心

年齢別成績は、出走数が最も多い５歳馬が【5.3.3.39】。昨年のラブリーデイら最多の５勝をあげており、連対率16.0％・複勝率22.0％。連対率・複勝率でこれを上回るのが４歳馬で【4.5.2.29】。13年ジャスタウェイら４勝をあげており、連対率22.5％・複勝率27.5％。昨年は２着ステファノス、３着イスラボニータが該当している。

また、３歳馬は【0.2.3.10】で複勝率33.3％と高いものの、今年は出走予定馬がいない。なお、６歳馬は【0.0.2.26】で連対馬がおらず、７歳馬は【1.0.0.40】で09年１着カンパニーしか好走馬が出ていない。

ちなみに牝馬は【2.3.1.7】で08年ウオッカ、10年ブエナビスタが勝利し、複勝率46.2％と高い。ただし、３着以内に入った６頭はいずれも天皇賞で２番人気以内に支持されており、過去に３歳クラシックを勝利した経験があった。

３）毎日王冠組は３着以内馬に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多い毎日王冠組が【6.4.3.49】。一昨年のスピルバーグら過半数の６勝をあげ、連対率16.1％・複勝率21.0％。昨年は２・３着馬が該当しており、毎年１頭は３着以内に入っている。この組の前走着順別成績は、前走１着【2.1.1.4】、前走２着【2.1.1.4】。どちらも連対率37.5％・複勝率50％と優秀だ。また、前走３着馬は【1.0.1.5】で複勝率28.6％。一方、前走４着以下になると【1.2.0.36】で複勝率7.7％と低い。巻き返して３着以内に入った昨年２着のステファノス（前走７着）ら３頭はいずれも東京の重賞を勝利した経験があった。

また、宝塚記念組は【2.3.1.13】で10年ブエナビスタら２勝。連対率26.3％・複勝率31.6％と優秀だ。この組の３着以内馬６頭は過去にＧ１で連対した経験があった。

４）札幌記念組・京都大賞典組は前走１着馬が好走

その他の前走レース別では、札幌記念組が【1.0.2.10】。11年トーセンジョーダンが勝利しており、複勝率23.1％。この組の３着以内馬３頭はいずれも前走で勝利していた。京都大賞典組は【1.0.0.17】で、昨年のラブリーデイが勝利。同馬も前走で勝利をおさめていた。

なお、オールカマー組は【0.1.0.27】で好走したのは06年２着スウィフトカレントのみと不振傾向。前走Ｇ３組も【0.0.1.10】で連対馬が出ていない。

【天皇賞（秋）過去10年】

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