ノルマンディーファーム
牧場現地リポート

デアリングタクトを輩出!

昨年は無敗の三冠牝馬デアリングタクトを、今年は弥生賞ディープインパクト記念を制したタイトルホルダーを送り出し、馬産地日高の意地を見せつけたノルマンディーファーム。

同ファームは新ひだか町静内に位置し、馬房数は100。800mの坂路コースと、850mのトラックコースを併用しながら日々鍛錬を続けている。

昨年、坂路コースを改修。それまで緩やかな下り坂だった入り口を平坦にし、テンからスピードを出せる“スパルタコース”を誕生させた。

「去年エピファネイア産駒でいい思いをしたからさ、今年もエピファネイアを揃えてみたよ」
と、岡田牧雄代表の軽快なトークから始まった。

自慢のエピファネイア産駒の中でもイチオシだというのが、コルレット(牝、母ローザレーヌ)。詳細は息子である岡田壮史氏が話してくれた。
「昨年のセレクションセールで購入した馬で、動き、反応共に凄くいいです。生まれ持った運動神経の良さを感じますね。今年はこの馬でオークスを目指せればいいなと思っています」

このままエピファネイア産駒の話が続くのかと思いきや、在厩馬一覧が書いてあるホワイトボードを見ながら「待って、まずこれを推さないと」と紹介されたのはホウオウカグヤ (牝、父ディープインパクト、母メリッサ)。母は北九州記念勝ち馬で、ミッキーグローリー、カツジの全妹に当たる本馬。それは推さないわけにはいかない。
「兄たちに負けず劣らずいい馬ですよ。ちっちゃいけど丈夫で、与えられた課題をどんどんこなしてくれています。大きな舞台で戦ってほしいし、その舞台に上げなきゃならないという使命感もあります」

壮史氏が、血統は地味だが期待しているというスマートシンパシー19(牝、父ベーカバド)。
「エピソード満載の馬ですが、それは走ってから披露することにします。とにかく心肺機能が強く、大きな仕事をやってくれそうな雰囲気があるんです」
と激推し。父の産駒はダートでの活躍馬が目立つため、この馬もダート向き?という質問には「それが、すごく柔らかいんですよ。芝でも全然やれます」と力強く答えてくれた。

この馬に強いシンパシーを感じている様子の壮史氏、どんなレースを見せてくれるのか今後が楽しみだ。

ここまですべて牝馬。牡馬のオススメを聞くとホウオウルーレット(牡、父ロージズインメイ、母オメガフレグランス)の名前が挙がった。
「オメガパフュームの下になりますし、配合的にもダートのスペシャリストを狙いました。遅生まれでまだゆっくり進めている段階ですが、併せ馬をしたらグイグイ行く闘争心は素晴らしいです。ダート界の王者になってほしい馬ですね」

最後に「今日は出さなかったけど個人的に気に入ってる馬」として壮史氏の口から出た名前がグリーンサンライズ19(牡、父サトノアラジン)。
「まだしっかりしていないけど、筋肉が強靭で坂路をグングン上がっています。能力は高そうで、完成した時が楽しみなんです」
と、かなりお気に入りの様子だった。