ダーレー・キャッスルパーク
牧場現地リポート

坂路の効果てきめん!

2018年に全長1200mの坂路が完成してから、次々と活躍馬を輩出しているダーレー・キャッスルパーク。

その理由を、レーシングオフィスアドミニストレーターの増田悠弥氏は「だんだん、自分たちが坂路の使い方に慣れてきたのが大きいと思います。また、厩舎との連携を取りながら、クラシックをイメージした育成ができるようになっていることも、結果につながっているのでは」と分析する。

今年、産駒デビューのアメリカンペイトリオットはケントSをトラックレコードで制したほか、メーカーズ46マイルS制覇と米国で活躍。

まずはその産駒たちを紹介しよう。コラムニスト (牡、母セヴンゴシック)は、期待の一頭。
「バランスが良く、見栄えがします。大型ですが、動きが軽く芝向きのフットワーク。気性は前向きで、手を焼くことはないですね。中距離で息の長い活躍をしてくれそうなタイプです」

続いて、ハッシュ19(牝)。
「バランスが良くて、体感がしっかりしていいます。賢くて気性も前向き。走りは柔らかくてスピードがあります。血統的にマイルが良さそうなので、桜花賞を目指してほしいですね」

次は、アドマイヤムーン産駒のハピネス19(牝)。
「筋肉質のしっかりした馬体で、調教を進めるごとに走りに力強さが増しています。どんどん良くなるタイプで、早い時期にデビューできれば。距離はマイルぐらいまでがよさそう」

ワディ19(牡、父New Approach)はクラシック向き。
「母の初仔で、バランスのいい馬体で筋力があります。スピードは母から、手先が軽いフットワークは父から受け継いでいます。芝の中距離が向いていそうで、クラシックを意識しますね」

グレイトタイミング19 (牡、父ダイワメジャー)は、19年に京阪杯制覇など短距離路線で活躍しているライトオンキューの半弟にあたる。
「気持ちが高ぶりやすい面や敏捷な動きは父から受け継いでいますね。歩き方や柔らかさはライトオンキューに似ていますが、スピードが持続するタイプなので、マイルぐらいまでは対応できそうです」

エンシェントアート19(牡)は、母がタワーオブロンドンを生んだスノーパインの半姉。父はタワーオブロンドンと同じRaven's Passだ。
「背腰の感じが、タワーオブロンドンによく似ています。ここでは一番調整が進んでいる組にいるので、早期の移動、デビューを目指して調整中です」

今年も素質馬がデビューを待っており、ロイヤルブルーの勝負服に身を包んだ騎手が、クラシックのゴール板を先頭で駆け抜ける日は近そうだ。