大山ヒルズ
牧場現地リポート

コントレイルがホープフルSを制覇!

もはや説明不要の活躍を遂げているキズナの産駒たち。父自身を送り出したノースヒルズ軍団の本丸である大山ヒルズに良駒が揃っていることは昨年版の本誌でも大いに煽ったとおり。その中からは、ビアンフェが函館2歳Sを制覇。また、掲載外でもアブレイズが無敗のままフラワーCを完勝した。

前評判を上回る活躍を見せたキズナ産駒のみならず、驚愕のレコードで東スポ杯2歳Sを勝ち、ホープフルSを制したコントレイルも輩出。勢いの止まらない大山ヒルズにて取締役ゼネラル・マネージャーの齋藤慎氏に今年の2歳馬を紹介していただいた。

まずイリマ(牝、父キズナ、母ヴェントス、栗東・高橋亮厩舎、438キロ)は、19年府中牝馬Sを制したスカーレットカラーの半妹だ。
「牝馬らしくきれいなシルエットで、メリハリのある良い体つきをしています。この時期の姉と比べてもしっかりしていますね。重心が低くてストライドの大きな走り。自らハミを取る前向きさもあります」

夏前にゲート試験を受けて、問題なければそのままデビューとのこと。姉同様に2歳から息の長い活躍に期待が掛かる。

同じくキズナ産駒で重賞勝ち馬の妹である、ブライエス(牝、父キズナ、母エディン、栗東・高野厩舎、425キロ)は、「同じ時期の姉アブレイズより順調に乗り込めています。姉よりは早く、秋のデビューを目指します」とのこと。

ヘネラルカレーラ(牝、父キズナ、母セレブラール、栗東・角田厩舎、457キロ)はベルカント・イベリスの重賞勝ち馬を姉に持つ。
「姉たちにも劣らぬスピードを受け継いでいながら、気性面も素直で折り合いも付きます。
問題なければ夏競馬にデビューさせたいです」

夏競馬といえば大山ヒルズ育成馬は、過去5年の函館2歳Sにおいて3勝を挙げている大活躍ぶり。

齋藤氏が「当場の得意重賞を今年はこの馬で狙いたい」というのがケルフィリー(牡、父ブラックタイド、母シアージュ、栗東・中竹厩舎、482キロ)だ。

ルーチェット (牝、父Kizuna、母Amour Briller、栗東・松永幹厩舎、439キロ)は、種付け後に母が英国に渡って出産したマル外のキズナ産駒で、交流重賞6勝を挙げたアムールブリエの初仔。
「姿は祖母のヘヴンリーロマンスにそっくりですね。
気性も祖母に似て我の強いところがありましたが、心身ともに成長してきて今は真面目に走ります」

心身ともに整えながら秋のデビューを目指すという。同馬については「私の好きな、腕が長くて管骨が短めな体形をしています」とプロの視点で体型を見るポイントも語ってくれた。

牡馬では「この1〜2か月の成長が著しい」というテイクバイストーム(牡、父キズナ、母マザーウェル、栗東・武幸厩舎、450キロ)や、「パワフルなスピードタイプのキズナ産駒で早期から活躍できそう」というヴィゴーレ(牡、父キズナ、母ヴァイセフラウ、栗東・松永幹厩舎、441キロ)もスタンバイしている。

今年も、大山ヒルズの躍進は続きそうだ。