市丸：まったく話は違いますけれど、（中山競馬場最寄りの）船橋法典の駅に「ぐんま大使」のポスターが貼ってあったそうです。

井森：中山秀ちゃん（中山秀征さん、群馬県出身）とのですか？　貼ってありましたか（笑）。

市丸：その「ぐんま大使」としてのお仕事と（08年〜）、馬との関係は……。

井森：群馬はゆるキャラが馬ですから。ぐんまちゃん！

市丸：ああ、ぐんまちゃん！　有名ですよね。

井森：初代「ぐんまちゃん」は、もっと馬らしい「コテコテ」だったんですよ（笑）。今の「ぐんまちゃん」は最初「ゆうまちゃん」と呼ばれていて、その後２代目を襲名しました。まあ、群馬は「馬が群れる」という県ですからね。

市丸：逆にすれば「馬群」ですし（笑）。

井森：もう競馬をやらなかったら、なにをやるんだという（笑）。ただ、子どものころや10代のころは、テレビを見れば競馬中継はありましたけれど、ほとんど見ることはなかったです。オグリキャップのときに「こういう馬がいるんだ」くらいの知識でした。そこから秋の天皇賞で馬券を買って……、のめり込むと楽しいですよね。

市丸：群馬というと、高崎競馬がありましたが（04年に廃止）。

井森：こちら（東京）に出てきてから競馬を知ったので、残念ながら高崎競馬に行く機会はなかったんです。しかし、そうですか、ポスター貼っていただいていましたか。

市丸：さて、このインタビューはJRA-VANのサイトに掲載させていただくのですが、ふだんはスマホで競馬の情報を見たりはしていますか？

井森：見てはいますけれど、JRA-VANのアプリは使ったことがありませんでした。

市丸：では、スマホアプリを使ってみていただけますでしょうか。今週（取材時）のエリザベス女王杯の情報など見られますが……。まだ月曜ですが、予想は？

井森：どの馬にもチャンスがありそうで、オッズは割れそうですよね。わたしはやっぱり、リス……、いやあ、どうでしょう、難しいですね。………、これ（スマホ）持たせたら黙っちゃいますね（笑）。いろいろ見ることができて。

市丸：こうして出馬表や出走馬の成績も見られますし、レース当日には、その日のレース結果で上位に来た騎手とか、逃げ馬が来ているとか、そういうリアルタイムの情報も見ることができます。

井森：「ウイニング競馬」ですね、まさに。斉藤くん（斉藤慎二さん・ジャングルポケット）がやってますもんね。

市丸：少しの時間でしたが、使ってみていかがですか？

井森：すごく使いやすいですね。初めて使っても、操作はすぐにわかりますから。また、スマホだと新幹線での移動中など、どこでも見られるのがいいですよね。競馬新聞を広げていたら「あの人、本当に競馬するんだ」とか見られてしまいますし。いや、ここまで公にしていたら、知られてもいいのですけれど（笑）。でも、スマートに見られるのがいいですね。過去をさかのぼるのも、限度なくどこまでも見られて、いろいろなものを振り返ることができますし。また、ゴミの問題も軽減されて、本当にスマートという感じがします。

市丸：30年分くらいは見ることができるようになっています。また、これで馬券を買うこともできます。井森さんは、ネット投票よりも、「券」が欲しいタイプですか？

井森：競馬場やウインズに行くので、その場で買うというのもありますし、あそこ（馬券）には、うれしさと悔しさと悲しさと（笑）。ただ、競馬場に行けない人には、これで馬券を買えたら便利ですよね。

市丸：実は最近「スマッピー投票」といって、アプリで買い目を入力するとＱＲコードが出て、それを発売機にかざすと馬券が買える、という機能がついたんです。マークカードを塗らなくても簡単に入力できて、馬券も手元に残るので……。

井森：それはいいですね！　マークカードを塗っているとよく「ああ、また間違った！」ってカードを丸めて捨てたりしますけれど、これだったら間違えても戻ればいいだけですから、「エコ」ですよね。今度わたしも利用してみたいと思います。

市丸：ぜひ使ってみてください。本日はありがとうございました。