私の競馬はちょっと新しい
特別編 タレント 井森美幸さん
- 「趣味でやっていたことが、仕事になるのはうれしかったです」
- 群馬県出身。1985年に歌手としてデビュー。バラエティ番組に数多く出演し、現在はタレントとして活躍中。2008年より13年まで、テレビ東京「ウイニング競馬」のMCを担当、その後も多くの競馬番組に出演している。
趣味が仕事になった「ウイニング競馬」
市丸:そのレースは1点買いとのことでしたが、馬券はけっこう「ドカン!」と買われるほうですか?
井森:そうでもないですね。ただ、1点買いは最初のころ、良くやっていました、馬連で。しかし、まあ、当たらないです(笑)。それで途中から流すようになりましたけれど、それでも3点とか、5点は買わなかったです。今は5点くらい買うこともありますけれど。
市丸:男らしい、というとヘンですけれど……。
井森:いろいろ考えていると「取りガミ」になってしまうのではないかと。オッズが下がってきて「これはやめよう」とかやっていると、3点や5点になりますね。
市丸:その後、3連単なども導入されましたが、馬連以外はいかがですか?
井森:わたしは配当よりも当たった喜びを得たいほうなので、(当たりづらい)3連単よりも、3連複のほうが買いやすいですね。もちろん当たったときに、配当が良ければうれしいですけれど。基本は馬連で、加えて3連複もダブルで獲れたらいいな、という感じで買っています。
市丸:その天皇賞(秋)や有馬記念は、「ウイニング競馬」のMC(2008年〜)をされるよりも前のお話しですね。
井森:ずっと前ですね。「ウイニング競馬(テレビ東京)」よりも前に、フジテレビの当時「スーパー競馬」に何回か、ゲストで出演させていただいたことがありました。大川慶次郎さんや鈴木淑子さん、井崎(脩五郎)先生がいらっしゃって。それを見た、ウイニング競馬のスタッフの方が、わたしが競馬をすることを知って、お話しをいただきました。
市丸:そのときの心境は?
井森:仕事にしたくて競馬をはじめたのではなく、もともと好きだったものを、スタッフの方に知っていただいて「どうですか」とお話しをいただけたのは、すごくうれしかったです。
市丸:趣味が仕事になるのはちょっと……という方もいらっしゃると思いますが。
井森:わたしは、自分が好きなものでなければ、たぶん楽しめないですし、「これを仕事にしたいから勉強する」というのは苦手なんです。本当に、好きなことしかやってないですね(笑)。ですから、趣味でやっていたことが、仕事になるのはうれしかったですし、後になって、その思いはより強くなりました。
市丸:そのころに比べると、女性ファンの方や、女性のタレントで競馬をされる方も増えましたよね。
井森:20代前半くらいでしたか、わたしが競馬をはじめたのは。当時は、ほかに若いタレントの女の子がやっているという話は、ほとんど聞かなかったですね。
市丸:競馬場の雰囲気などはどうでしょう?
井森:変わりましたよね。女子のグループで行ったりとか。競馬場もスイーツが豊富にあったり、グルメが楽しめたり、それはうれしいな、と思いますね。ただ逆に考えると、ベテランのおじさんの空気感が少し控えめになりつつありますけれど(笑)、それはそれで喜んでおられるのかな、と思いながら見ています。
市丸:おじさんばっかりよりは、やっぱり(笑)。
井森:若い女の子が来ると、楽しいですもんね(笑)。また、競馬博物館に行くと、ジョッキーになった気分で写真を撮れたり、ああいうのも楽しいですよね。友達に連れて行かれたら、アミューズメントスポット的に楽しめますから。もちろん競馬自体の魅力もあって、馬体を見たり、走る音を聞いたり、風を感じたりしたら、リピーターになる人も多いんじゃないでしょうか。テレビでは見られないようなことを体験できますし、特に季節のいいときは気持ちいいですもんね。
(取材・文:市丸博司/パソコン競馬ライター)
(写真:野呂英成)
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