特別編 タレント 井森美幸さん(1/5ページ)|私の競馬はちょっと新しい

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特別編 タレント 井森美幸さん

「趣味でやっていたことが、仕事になるのはうれしかったです」
井森美幸さん写真
群馬県出身。1985年に歌手としてデビュー。バラエティ番組に数多く出演し、現在はタレントとして活躍中。2008年より13年まで、テレビ東京「ウイニング競馬」のMCを担当、その後も多くの競馬番組に出演している。

トウカイテイオーの有馬記念で競馬のドラマを知る

市丸:本日はよろしくお願いします。

井森:こちらこそ、よろしくお願いします。

市丸:まず、競馬に興味を持たれたきっかけからうかがいますが、秋の天皇賞を見たのが最初だったという記事を拝見しました。

井森:確か1992年だったと思いますけれど、レッツゴーターキン(11番人気)とムービースター(5番人気)で、万馬券(馬連1万7220円)が出たとき、それが初めて馬券を購入したレースでした。

市丸:すごい展開になり、大穴になったレースですね(ダイタクヘリオスとメジロパーマーの先行争いで超ハイペースになり、追い込み馬のワンツー決着)。

井森:競馬はまったくやったことがありませんでしたが、一緒に遊んでいた仲間の中で1人だけ競馬好きな子がいて、「じゃあ、みんなで買ってみよう」ということになったんです。その子は「これを買えば来るから」と、たぶん堅い馬券を教えてくれたと思うのですが、それが来なくて、悔しさやらいろいろな気持ちがあって、翌週から買うようになりました。

井森さんインタビュー写真2

市丸:最初が大穴だったわけですが……。

井森:「これだ」と言われても、来ないものなんだ、こういうこともあるんだ、と。それで先週の分を取り戻そうと(笑)、そこから入りました。

市丸:そのころに一番印象に残っているレースは、どのレースでしょう?

井森:トウカイテイオーの有馬記念(93年)、1年ぶりの復活のレースですね。わたしはビワハヤヒデ(1番人気2着)をまず中心に考えていたんです。連対率100%でしたし、ここからいけばまず馬券は獲れるだろう、と。ただ、相手にはいろいろ買いたい馬がいて、それを全部買っていたら当たってもマイナスになってしまいますから、それなら1点でと、トウカイテイオーとの馬連を買いました。

市丸:1点ですか! あれは配当もけっこうつきましたし(馬連3290円)、すごいですね。

井森:また、レースも印象深くて、岡部(幸雄)さんはトウカイテイオーにもビワハヤヒデにも乗っていて、あのときはビワハヤヒデだったんですね。それで直線に向いたとき、ビワハヤヒデが前にいて、後ろからトウカイテイオーが来たときに、テイオーが岡部さんのことをちらっと見て「ぼく、まだ走れるよ、1年ぶりだけど」と言っているような空気感があったんですよ。

市丸:なるほど(笑)。

井森:いやあ、すごいなあ、と。馬やジョッキーのドラマ性とか、厩務員さんの人間模様とか、競馬には勝ち負けのほかにも、そういう魅力があるのだな、と思ったレースでした。もちろん馬券が当たったりハズレたり、一喜一憂はあるんですけれど、それとともに、こういうドラマも楽しいのかと。これが一番の思い出のレースですね。

馬券はけっこう「ドカン!」と買われるほうですか?

「私の競馬はちょっと新しい」インタビュー一覧

(取材・文:市丸博司/パソコン競馬ライター)
(写真:野呂英成)

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