私の競馬はちょっと新しい
第38回 タレント 岡村麻純さん
- 「競馬に関わる人々に、たくさん触れていきたいと思っています」
- 1984年生まれ、神奈川県出身。大学在学中にタレントとしてデビューし、ドラマやバラエティ番組出演、そして声優などさまざまな分野で活躍。08年秋から10年まで「競馬予想TV!」アシスタントを務め、11年からは「BSイレブン競馬中継」日曜放送分のアシスタント。ほかに野球中継出演や、コラムの執筆活動も行っている。
いい形で長く競馬と関わっていきたい
市丸:そんな「BSイレブン競馬中継」ですが、今後、このようにしていきたい、という思いなどはございますか?
岡村:自分の好きなことをうまく生かさせていただいていますし、これからもそういった要素を入れられるように勉強しながら、また、TIMさんやプロの方の意見もうかがいながら、長く続けていきたいですね。芸能界の仕事をはじめてから「わたしは出たがりではないな」というのが悩みだったのですけれど、たいへん居心地の良い場所をいただいたと思っています。
市丸:また、これで「競馬予想TV!」から競馬のお仕事が2つ続くことにもなりました。
岡村:競馬のお仕事をずっと続けていきたいと、特に最近は真剣に考えるようになりました。先日、JRA賞の授賞式で鈴木淑子さんにごあいさつさせていただいたとき「一生懸命勉強をしていれば繋がっていくし、長く接していける仕事だから頑張ってね」と言っていただいて。まさか自分が競馬番組に関わるとは思っていなかったのですが、今はすごく楽しいですし、いい形で長く競馬に関わっていきたいです。
市丸:今、ほかのお仕事ではどのようなことをされていますか?
岡村:以前からTBSラジオでナイター中継がないときに、選手にインタビューに行く「プロ野球ネットワーク」という番組のお仕事があって、それは今でも続いています。
市丸:基本的にはベイスターズを……。
岡村:そうですね。中学のときにソフトボール部に入っていたので、よく横浜スタジアムに試合を見に行っていたんです。そのときに優勝して、以来ずっと応援しています。
市丸:佐々木主浩さんのヴィルシーナがクイーンCを勝ちましたね。
岡村:佐々木さんもかなり期待されていましたが、すごいですよねえ。あと、オフの番組で三浦さんにぜひ「ハマノバンチョウ」という馬名をつけて欲しいとお願いしていたのですが、「そんな恥ずかしい名前は嫌だ」といって「リーゼントブルース」という、カッコイイ名前になりました(笑)。
市丸:その他のお仕事はいかがですか?
岡村:食品関係のコラムも書かせていただいています。「JA広報通信」ですごくマニアックなことを書かせていただいたり、あと「FootBall LIFE zero」というサッカー雑誌で、スポーツの前になにを食べたら良いのかや、「もしも寝坊してしまったら」などと身近な感じで書いたりしていて、とても楽しいです。こちらのお仕事も、続けていきたいですね。
市丸:では、JRA-VANについてもうかがいたいと思います。現在はスマートフォンをご利用とのことですね。
岡村:以前はケータイサービスで、いろいろ利用させていただいていました。今はスマートフォンに移って、まだ全然使いこなせていないのですけれど……。
市丸:スマートフォンはなにをご利用ですか?
岡村:iPhoneです。データが好きですから、コースや距離の適性や、枠順別の成績などはよく参考にしています。予想をするとき、まずバックグラウンドを把握していないと予想しづらいものですが、コース別の成績などはなかなか覚えられないので、まずiPhoneでコースの特徴などは確認します。あと、「お気に入り」の機能もよく利用していますね。
市丸:好きな馬を登録したり……。
岡村:もちろんそれもあります。また、レースを見て「絶対に次は買おう」という馬、いますよね? 前が詰まってしまったり、展開が向かなかったけれど上位には来ていたり。そんな馬が次に出走したときには忘れてしまっていることもありますが、「お気に入り」に登録してあれば気づきますから。
市丸:そういった馬は、次に走った後「お気に入り」からは消すようにしているのでしょうか?
岡村:レースの走り次第ですね。もう一度買いたいと思うこともありますし、勝って昇級したら消すこともあります。それで、「お気に入り」に登録している馬が出走すれば、全部買えば良いようにしています。
市丸:ただ、さきほどお話しにありました「騎手指数」などは、iPhoneやパソコンのDataLab.のサービスだけでは算出できませんよね? どのようにされているのでしょう。
岡村:大学で統計も勉強していたので、表計算ソフトを利用しています。回収率を出したりもしていますね。
市丸:収支はいかがですか?
岡村:去年と一昨年はプラスなんです。去年は11月まで結構マイナスだったのですけれど、12月に3週連続くらいで当たって、ラッキーでした。
市丸:すこいですね! このまま予想家デビュー……。
岡村:それはないです(笑)。ただ、わたしはエンゲル係数ではなく「競馬係数」が高くて、成績が生活に関わってくるんです。当たると旅行に行ったり、お食事に出かけたり、行動範囲や食事まで変わってくるので真剣なんです(笑)。
市丸:最後に、今後お仕事でやりたいことなど。海外の競馬場や牧場に行ったり……。
岡村:海外は行きたいですね、凱旋門賞など。また、牧場で生産、育成に関わっている方のお仕事も見てみたいです。競馬場だけでは「ここに来るまでにどれほどの人が関わったのか」という部分があまり見えてきませんが、そこには生産、育成と多くの方がいらっしゃって……。レースは一瞬で終わってしまうのに、そこに関わっている方の努力や地道さなど、大変なものがあるでしょうし、そういったものを伝えるコーナーはやってみたいです。全国の競馬場にももっと行きたいですし、競馬に関わる人々や、その人間味のある部分に、たくさん触れていきたいと思っています。
市丸:本日はありがとうございました。
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