私の競馬はちょっと新しい
第36回 ラジオNIKKEIアナウンサー 中野雷太さん
- 「JRAレーシングビュアーを実況の復習に活用しています」
- 1974年生まれ、愛知県出身。東京工業大学生命理工学部卒業後、97年にラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)に入社。99年夏より中央競馬の実況を開始、本年はオルフェーヴルの三冠すべての実況を担当した。「週刊競馬ブック」誌ではリレーコラム「こちらラジオNIKKEI実況席」を執筆、ケータイサイト「ラジオNIKKEIモバイル」では重賞予想も行っている。
Target frontier JVはWIN5にも対応!
中野さんはJRAレーシングビュアーを実況の予習、復習に多く利用されているとのこと。JRAレーシングビュアーについてはここでも何度か取り上げているが、今回はiPhoneやAndroidアプリも含め、レース動画、調教動画の再生についてもう一度まとめて紹介したい。
また、後半ではTarget frontier JV(以下ターゲット)のWIN5投票機能についても簡単に紹介する。IPATのパスワードを忘れてWIN5には参加できていないという中野さんだが、ターゲットにはWIN5投票にたいへん便利な機能がある。もし読者のみなさんにも「まだWIN5は買ったことがない」という方、あるいは「買い目が増えすぎて困る」という方などいらっしゃれば、ぜひ一度試していただきたい。
まず、ターゲットやJRA-VAN NEXTで、成績画面などからそのレース動画を再生するためには、別途「JRAレーシングビュアー」(月額525円)に加入する。既にNEXTやDataLab.のサービスを利用されている方なら、こちらのリンクから[今すぐ購入]をクリックし、JRA-VAN ID等必要な情報を入力していけば手続きは完了だ。
続いてソフト側の設定を行う。ターゲットなら[オプション]−[環境設定]から「その他」の欄にある[JRA-VANデータ登録]を選択し、「JV-Link レーシングビュアー機能を使う」にチェックを入れると、各レースの成績画面などにある動画再生ボタンから、レースの映像が再生可能になる。JRA-VAN NEXTでは、[設定]−[JRAレーシングビュアー連携]で[JRAレーシングビュアー連携機能を使用する]にチェックを入れると、同様に利用可能になる。
一方、AndroidやiPhoneアプリでは、それぞれのサービスとセットで動画配信サービスが提供されている。Androidアプリは「動画コース」で月額525円、iPhoneアプリなら「4週間パック」では525ポイント(1ポイント=1円でポイントを購入し、ポイントで支払う)となっている。いずれも約1ヶ月、525円でアプリでの情報閲覧と同時に動画の視聴も可能になる仕組みだ。手続きを完了すればアプリ内の成績画面などから動画が視聴できる(画面1、Androidの例。画面は合成)。アプリのインストール方法などの詳細は、Androidはこちら、iPhoneはこちらから。
なお、JRA-VAN NEXTやDataLab.のサービスをご利用中の方は、AndroidアプリかiPhoneアプリのどちらか一方を、無料で利用できる優待サービスがある。パソコンで既にサービスを利用されており、スマートフォンもお持ちの方なら、ぜひお試しいただきたい。また、既に双方を利用されている方で、優待設定を行っていない方がいらっしゃれば、この機会に設定てしおくといいだろう。設定方法はAndroidがこちら、iPhoneはこちらをご覧いただきたい。
【画面1】Androidアプリでレース動画を再生した例(画面は合成です)。Androidアプリには月額315円の通常のコースと、525円の動画コースが用意されており、レース動画や調教動画は動画コースに登録すると視聴が可能になる。
続いては、ターゲットのWIN5対応機能について。ターゲットではこれまでもIPATと連携して投票する機能が搭載されていたが、WIN5にも導入とほぼ同時に対応し、投票が可能になっている。バージョン5.72から正式に対応しているため、最新版をインストールしていない方は、ターゲットを起動し、メニューバーの[ヘルプ]−[半自動バージョンアップ]から半角で「572」と入力して、最新版に更新していただきたい。なお、バージョン5.70以降を利用の場合は、メニューパネルの[更新確認]ボタンや、[ヘルプ]−[最新バージョンと提供データ更新の確認]からも更新作業を行える。
WIN5の投票は通常の出馬表から買い目を入力する手順ではなく、専用の投票画面を開いて行う。まず、WIN5発売対象日の[出馬表レース選択]画面を開き、画面右上に表示される[WIN5]ボタンをクリック(画面2)。すると、[仮想5重賞オッズ(WIN5モード)]という画面が開く(画面3)。画面中央やや左にある、各レース出走馬の馬番と単勝オッズが表示されている「選択エリア」から、それぞれのレースで投票したい馬の単勝オッズをクリックしてゆく。すると、画面右側に選択した馬を組み合わせた買い目の一覧が表示され、画面右中央には買い目の点数も表示される。問題がなければ[買い目エリアに新規追加]をクリックし、金額を設定した上で[IPAT投票]ボタンをクリックすれば、投票が可能だ。画面3は全レースが確定している状態のものだが、レース前や進行中なら画面上部の[オッズ更新]ボタンを押せば、最新のオッズや結果、残り票数などが表示されていく。
さらに、ターゲットのWIN5投票機能が便利なのは、買い目の削減にも役立つこと。組み合わせごとの仮想配当(実際の配当とは大きく異なる可能性が高いため要注意)や人気の組み合わせ、またその組み合わせの平均人気などさまざまな情報が表示されるため、これらを参考に、仮想配当が非常に安い組み合わせや、人気馬ばかりの組み合わせなど、不要と思われる買い目は削ることができる。
買い目の削除は、まず画面4右上の[自動生成]のチェックを外して「マニュアルモード」に切り替える。続いて買い目を右クリック(または買い目を選択した状態で[処理メニュー]ボタンをクリック)すると表示されるメニューで[カーソル位置の目を削除する]を選択すれば良い。
また、仮想配当や平均人気などの項目名をクリックすれば、その項目の内容で並べ替えることもできる。たとえば「仮想配当50万馬券未満は買わない」と決めれば、[仮想配当]をクリックしてソートを行い、50万馬券近辺の目を右クリックして[カーソル以上の目を削除する]を選択したり、それで購入を決めるなら[カーソル以下の目を買い目に追加する]をクリックすれば良い。
WIN5は他券種の「フォーメーション」のように、指定した馬の組み合わせを一括して購入するのが一般的。しかし、読者のみなさんにも恐らく「余計な買い目が多く入っているな」と感じている方も少なくないだろう。ターゲットを利用すれば、買い目を削減して購入金額を減らしたり、削った分だけ「これぞ」という買い目を200円ずつ購入するようなことも可能になるのだ。
【画面2】ターゲットの[出馬表レース選択]画面。WIN5発売対象日に画面右上にある[WIN5]ボタンをクリックすると、WIN5の投票画面が開く。対象日以外でも「シミュレーションモード」で仮想配当などは確認できる。
【画面3】画面中央の[選択エリア]で購入したい馬の単勝オッズをクリックしていくと、右側に買い目が表示される。総購入点数などを確認した後、[買い目エリアに新規追加]→[IPAT投票]で投票が可能だ。なお、表示される仮想配当は実際の配当とは大きく異なる可能性が高いので注意したい。
【画面4】[自動生成]のチェックを外し「マニュアルモード」に切り替えると、特定の買い目を削除したり、仮想配当などの項目でソートした上で、カーソル以上(以下)の目をまとめて削除することも可能になる。
※記事内の価格及びデータは掲載当時のものです。
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